Pump.funの配信機能が無期限停止へ|過激・危険なコンテンツ相次ぐ
Pump.funの配信機能が停止
Pump.funが2024年11月26日に公式サイトで、過激なコンテンツなどを理由に配信機能を無期限で停止する方針を明らかにしました。
Pump.funは、ソラナ(Solana)ブロックチェーン上に構築されたミームコインを容易に作成・取引できるプラットフォームです。2024年初頭に、ミームコインの作成者が宣伝目的で配信を行える機能を実装しました。
Pump.funは、上記の配信機能の停止を発表しました。理由は過激・危険なコンテンツの増加です。SNSやコミュニティの報告によると、ミームコインの宣伝を目的に児童虐待・ヌード・自傷や脅迫といった内容を含む配信を行うユーザーが増加していました。
Pump.funは停止に伴う声明で、プラットフォームは急成長を遂げており、ライブ配信は過去1週間で100倍以上に増加したことを明らかにしています。
また、これまで成長に伴いモデレーターを拡充し、毎日数百件の配信や不適切な画像・テキスト・コメントを削除してきたことを明らかにしました。一方で、配信機能については、成長スピードに対応できなかったと公表しています。
今後、利用者の安全を確保するための環境が整うまでは無期限の停止を行う方針となっており、具体的な再開日時は明らかにされていません。
配信機能流行のきっかけは少年か
Pump.funの配信機能が爆発的に流行したきっかけについて、コミュニティは2024年11月20日に匿名の少年がPump.funでローンチしたミームコイン「Quant」にあると見ています。
少年はPump.funで、自身のミームコインを数千ドル(数十万円)で売却するまでの過程とそのリアクションを配信しました。
その配信がコミュニティで話題となり、Quantは少年が売却した後に買いが集まりました。もし彼が保有し続けていた場合、数百万ドル(数億円)の価値になっていた規模にまで価格が上昇しています。
その後、配信を行っていた少年自体がミームとなり、著名な仮想通貨関連企業やプロジェクトが彼に関するミームや画像をSNSに投稿する事態にまで発展しています。
上記のような現象が起こるほどPump.funの影響力が大きくなる一方で、配信機能の停止といった問題も発生しています。Pump.funは停止に伴う声明で、今後ガイドラインを公開し、サイト利用のルールや規制を整備していく方針を明らかにしました。
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Souce:Pump.fun発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用