
FIFA会長、公式仮想通貨「FIFAコイン」プロジェクト構想を発表
FIFAコイン計画を発表
国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は2025年3月7日に、ワシントンD.C.のホワイトハウスで開催された仮想通貨サミットにおいて、新たな公式仮想通貨「FIFAコイン」の発行計画を発表しました。
サミットの冒頭、トランプ大統領からスピーチの機会を与えられたインファンティーノ会長は「FIFAコインは、FIFAにとって非常に興味深いプロジェクトであり、米国から始めたい」と述べ、世界規模のサッカーファンコミュニティに向けた構想であることを強調しました。
トランプ大統領もこの席でインファンティーノ会長の構想を支持する発言を行い「そのコインはFIFA自体を超える価値を持つかもしれない」とユーモアを交えてコメントしています。
これはスポーツ団体によるトークン発行が新たな収益源として注目される中で、大統領自らが後押しする形となり、大きな話題を呼んでいます。
FIFAコインの今後の動き
今回の「FIFAコイン」発表は、2026年に米国、カナダ、メキシコで開催予定のFIFAワールドカップに向けた新たなデジタルイニシアチブとして位置付けられています。
発表の場となったホワイトハウスのサミットでは、2025年クラブワールドカップの新トロフィーのお披露目も同時に行われ、FIFAと米国政府が協調してスポーツとテクノロジーの融合を図る姿勢が示されました。
インファンティーノ会長はサミットでのスピーチで「私自身は専門家ではありませんので、もし興味のある方がいればFIFAと組んでぜひ世界のサッカー界をFIFAコインで盛り上げましょう」と呼びかけ、集まった業界トップらに協力を求めました。
技術的な仕様や発行スケジュールについては現時点で未定ですが、今後数ヶ月以内に詳細が発表されるものと見られています。
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Source:FOX YouTube
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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