BINANCE(バイナンス):韓国の仮想通貨市場に進出
仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)が、韓国に進出する予定であることが明らかになりました。同国は世界最大規模の暗号通貨取引量を備えています。
複数の報道によると、BINANCEはすでに韓国で幹部を雇用している段階にあり、2018年末までに東アジアの国家への拡大が見込まれている3〜5ヵ所の地方企業を設立することを計画していると説明されています。
2017年8月にBINANCEは韓国語のサポートを開始しています。またバイナンスは、現地でのマネージングディレクターにチョン・ホンリム(Jeon Ah-rim)氏を就任させており、Binance Labsのディレクターにはチョ・ヒョンウォン(Choi Hyung-won)氏を採用しています。
韓国は、特に厳しい仮想通貨規制を定めている国の一つでもあり、2017年後半には政府がイニシャル・コイン・オファリング(ICO)の禁止を発表し、仮想通貨市場の規制に着手しています。
韓国の仮想通貨取引プラットフォームではサイバー攻撃の被害が急増しており、2018年6月には同国の大手仮想通貨取引所であるBithumb(ビッサム)とCoinrail(コインレール)がハッキングの被害を受けています。
Bithumbのハッキングに関する記事はこちら
しかしBINANCEは、これまでほとんどの場合においてサイバー攻撃などに適切に対処してきている実績を持っており、実際に優れたセキュリティと信頼性の高いプロトコルを備えています。
韓国における仮想通貨取引所の競争は激しいものの、BINANCEはその中でも大きく成長する可能性を持っていると考えられます。勢いを増しているバイナンスの今後の動きにはさらに注目が集まります。