カルダノ基盤ステーブルコイン「USDA」日本円と交換可能に|Anzensがオフランプサービス開始

カルダノ基盤ステーブルコイン「USDA」日本円と交換可能に|Anzensがオフランプサービス開始(Cardano Stablecoin "USDA" Now Convertible to Japanese Yen as Anzens Launches Off-Ramp Service)
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USDAを現地の金融機関経由で「JPY」に交換

カルダノ(Cardano/ADA)を基盤とした米ドル連動ステーブルコイン「USDA」を発行しているAnzensは2025年10月3日に、日本の適格ユーザー向けにUSDAを現地の金融機関経由で日本円(JPY)に交換できるサービスを開始すると発表しました。

USDAは、カルダノのブロックチェーン上で流通している法定通貨担保型のステーブルコインであり、USDAの資産価値は現金・現金同等物・米国債で構成される準備金で100%裏付けられているため、信頼性の高いステーブルコインとしても評価されています。

今回提供開始されたサービスは、USDAを日本円に変換できる「オフランプ」と呼ばれるサービスであり、これによってUSDAを日本円に交換して現実世界での決済に利用できるようになり、G7主要国のひとつである日本でカルダノの利用範囲が拡大し、機関投資家や開発者による実用的な決済ユースケースが進展すると説明されています。

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USDAを現地通貨に変換できるようになりました。デジタルドルを日本円(JPY)に換金し、実世界での決済に利用できます。

ステーブルコインは取引画面上だけでなく、どこでも使えるべきものです。日本でのUSDAオフランプ対応によって、カルダノはシームレスなグローバル金融に一歩近づきます。

USDA→日本円交換機能の利用方法

USDA→日本円交換機能は、2025年10月2日から本人確認手続き(KYC)完了済みユーザーを対象として段階的に提供開始されています。

ただし、USDAを日本円に交換するためには「Anzens.com」にサインインして、本人確認手続きを完了する必要があり、具体的なサービス利用方法については以下のように説明されています。

  1. Anzens.comでサインインしてKYCを完了
  2. 日本国内の銀行口座を紐付ける
  3. USDAをJPYに変換して出金する


※USDA→日本円交換サービスの利用可否は地域・提携銀行の対応状況・KYC/AML・Anzensの利用規約に依存します。ネットワーク手数料やパートナー銀行の手数料が発生する場合があります。

USDAは事業運営などにも活用可能

USDAは発行・償却の手数料が不要(ネットワーク手数料は発生)で、24時間365日いつでもオンチェーンで送金できるため、公式発表では「事業運営・取引先支払い・給与処理などにも利用できる」と説明されています。

また、USDAは「Minswap」などの主要なカルダノ基盤の分散型取引所(DEX)にも上場しているため、それらのDEXを通じて他のトークンと交換したり、流動性提供で報酬を獲得するのに活用することも可能です。

AnzensのCEOであるShantnoo Saxena氏は、USDAの日本円出金対応について次のようにコメントしています。

日本円への出金対応は、Web2や伝統的金融とカルダノをつなぐ重要な一歩です。これにより、企業はオンチェーン上で米ドル建てのステーブルコインで決済し、円でローカル支払いが可能になります。従来、ステーブルコインが扱いにくかった日本市場においても、業務上の摩擦なく利用できるでしょう。

Anzensの公式発表では「今後は現地パートナーやコンプライアンス範囲の拡大に応じて、利用可能範囲を広げる予定」とも報告されているため、新たな発表や続報などにも注目です。

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source:Anzens発表
サムネイル:Freepikのライセンス許諾画像を用いて作成

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