この記事の要点
- ビットコインの採掘累計量が2,000万枚を突破、総供給の95%が流通
- 残り5%の完全採掘には1世紀以上、2140年ごろまで継続の見通し
- 半減期サイクルにより発行ペースは段階的に鈍化、次回は2028年予定
採掘累計2,000万枚、残り5%の採掘に1世紀
ビットコイン(BTC)の採掘累計量が2,000万枚を突破し、総供給上限2,100万枚の約95%がすでに流通していることが、オンチェーン統計「Clark Moody」のデータで明らかになりました。
残りの未採掘分は100万枚未満で、今後は半減期サイクルに伴う発行ペースの鈍化によって2140年頃まで段階的に採掘される見通しであり、供給量の95%が流通するまでの約16年とは対照的に、残り5%の完全採掘には1世紀以上を要する計算です。
この極端に非対称な発行スケジュールは、ビットコインのプロトコルに組み込まれた供給上限ルールによるもので、新規発行量は約4年ごとに半減し、時間の経過とともに採掘ペースが大きく減速する構造となっています。
ビットコインは15年以上にわたってプロトコルの設計通りに稼働し続けており、今回の2,000万枚突破はその軌跡を示す節目として広く注目されています。
ビットコインの「半減期」とは
供給上限の仕組みと半減期が生む希少性の構造
約4年ごとに報酬が半減するハービングの構造
ビットコインは、サトシ・ナカモトが設計した当初から、発行総量を2,100万枚に固定するデフレ型の通貨モデルを採用しており、この上限を守るために「半減期(ハービング)」と呼ばれる仕組みがプロトコルに組み込まれています。
半減期では新規ブロック報酬が約4年ごとに半分へ引き下げられ、採掘ペースは時間の経過とともに著しく鈍化する設計となっています。
直近の半減期は2024年4月に実施され、ブロック報酬は1ブロックあたり6.25 BTCから3.125 BTCへ引き下げられました。
次回は2028年ごろに予定されており、報酬がさらに1.5625 BTCへと半減することで残り供給量の放出は2140年まで引き延ばされる見通しです。
2009年稼働から16年で95%が流通
Clark Moody Bitcoinダッシュボードのデータでは、2,000万枚到達時点で未採掘分が全体の約4.76%であることが確認されています。
ビットコインは2009年のネットワーク稼働から約16年で全供給量の95%が流通された一方、残りのマイニング(採掘)には1世紀以上を要する計算です。
この発行ペースの非対称性は、ビットコインが15年以上にわたってプロトコルの設計通りに稼働し続けてきた事実を示しています。
供給上限接近でマイナーの収益モデルに転換期
一部メディアでは、供給量が上限に近づくにつれ、ブロック報酬が段階的に縮小し続ける中でマイナー収益の柱はトランザクション手数料へのシフトが進むと報じられています。
2,000万枚突破はその移行が着実に進んでいることを示す節目であり、マイニング事業者にとって収益モデルの再設計が課題として浮上しています。
ビットコインのマイニング(採掘)とは
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.74 円)
ビットコイン関連の注目記事はこちら
Source:Clark Moody
サムネイル:AIによる生成画像





























