クリプタクト、JPYCの損益計算対応を発表
株式会社pafinは2025年10月28日、自社サービス「クリプタクト」が日本円建てステーブルコイン「JPYC」の損益計算に対応したと発表しました。
このサービスは、暗号資産(仮想通貨)やステーブルコインなどの損益計算を行うもので、発表時点で2万6,000種類以上の通貨に対応しています。
今回の発表により、ユーザーはクリプタクトにウォレットを接続することで、JPYCの取引履歴やポートフォリオを確認し、利益や損失を算出できるようになりました。
将来的にJPYCを用いた暗号資産建ての取引が増加した場合でも、ユーザーが即座に損益を確認できる体制が整っていると同社は説明しています。
「クリプタクト」とは
日本円建てステーブルコイン「JPYC」の主な特徴
JPYCは日本円と1:1で価値が連動する初の円建てステーブルコインで、2025年10月27日より発行が開始されました。
専用プラットフォーム「JPYC EX」では、日本円とJPYCの交換だけでなく、JPYCから日本円への償還も可能です。
利用者はアカウント開設、本人確認、ウォレットアドレスの登録を完了した後、銀行振込で入金した日本円に応じてJPYCを受け取ることができます。
JPYCはイーサリアム(ETH)、ポリゴン(POL)、アバランチ(AVAX)の3種類のブロックチェーンに対応しており、発行や償還時の最低購入額は1回3,000円以上、1日100万円までとなっています。
また、JPYCは分散管理方式を採用しており、最短1秒で国外送金を完了できるほか、ユーザー間の決済に金額制限は設けられていません。
「JPYC」10月27日リリースへ
クリプタクトが目指すJPYCの利用環境の向上
クリプタクトはJPYCへの対応を通し、国内外でのステーブルコインの利用促進や利便性向上に貢献するとしています。
同社はJPYCを暗号資産ではなく「電子決済手段」と位置付け、決済やWeb3サービスなど幅広い利用機会が期待されることや、現金と同等の会計処理が可能である点を挙げています。
ただし、暗号資産をJPYC建てで売却した際の損益や、キャンペーンでJPYCを取得した際の所得なども雑所得として計算する必要があると注意を促しています。
こうした背景を踏まえ、クリプタクトは10月16日にJPYCを対応通貨リストに加え、利用者が正確かつ効率的に損益計算を行える体制を整えています。
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Source:pafin公式発表
サムネイル:pafin公式発表より引用





























