Midnight、個人情報非開示の分散型ID(DID)基盤展開へ|主要パートナーを発表

Midnight、個人情報非開示の分散型ID(DID)基盤展開へ|主要パートナーを発表(Midnight Unveils Ecosystem Partners for ZK-Powered Decentralized Identity Layer)
目次

プライバシー重視の分散型ID基盤を構築

カルダノ(Cardano/ADA)のエコシステムから誕生したプライバシー重視の第4世代ブロックチェーンであるミッドナイト(Midnight/NIGHT)は2026年1月16日に、個人情報非開示の分散型アイデンティティ(DID)基盤を構築していることを報告し、その主要パートナーを発表しました。

プライバシーを保護しつつ安全なアプリケーションを実現するためには堅牢なアイデンティティ層が必要となりますが、Midnightが構築している基盤技術は分散型識別子(DID)とゼロ知識(ZK)技術に基づいて構築されているため、ユーザーは機密性の高い個人データを明かすことなく、自分自身に関する事実を証明することが可能になります。

このフレームワークをミッドナイトのエコシステム全体に広めるには、多くのパートナーとの共同作業が不可欠です。今回発表されたエコシステムパートナーは、分散型アイデンティティのコアコンポーネントを構築し、それらを次世代のアプリケーションに統合する役割を担います。

この取り組みは主に「基礎となるインフラストラクチャの構築」と「そのインフラを実際のユースケースに展開する」という2つの主要な領域に分かれています。ミッドナイトは、これによりユーザーが自らのデータを管理し、プライバシーをプログラム可能な新しいWeb3(分散型ウェブ)のスタンダードを確立しようとしています。

Midnight(ミッドナイト)は、分散型識別子(DID)とゼロ知識証明(ZK)技術を活用し、堅牢なアイデンティティ・レイヤーを構築しています。これにより、ユーザーは個人データを明かすことなく、自分自身に関する事実(属性や資格など)を証明することが可能になります。

この取り組みは、基盤となるインフラストラクチャから実社会での応用アプリケーションに至るまで、エコシステム全体で展開されています。

🔗これを共に実現しているエコシステム・パートナーの詳細については、こちらをご覧ください。

インフラから応用まで、エコシステムを支える主要パートナーの詳細

エコシステムの核となるのは、アイデンティティの必須コンポーネントを構築し、それらがグローバルスタンダードに準拠し、相互運用可能であることを保証するパートナーたちです。

分散型アイデンティティのインフラ構築を担うパートナー

  • Midnames:
    ネットワーク上での分散型アイデンティティ管理のための標準化されたフレームワークを開発。これには、登録済みのDIDメソッド(did:midnight)と、人間が読みやすい名前をDIDにマッピングできるネームサービス(MidNS)の実装が含まれる。また、W3Cの検証可能資格情報(VC)を統合し、ユーザーがパスポートなどのデジタル証明を保持しながら、特定の属性(例:特定の国の市民であること)のみをZKプルーフを用いて開示できるようにする。
  • Identus:
    確立されたアイデンティティソリューションをミッドナイトネットワークに適応させている。これには、アイデンティティデータをアンカリングするための安全なオンチェーン台帳である検証可能データレジストリ(VDR)の展開や、相互運用性を確保するための複数のDIDメソッドの統合が含まれる。さらに、DApps向けの資格情報検証オラクルサービスや、開発者がこれらのサービスを容易に統合できるツールスイートも提供。

DID基盤を活用したアプリケーション開発パートナー

今回の発表では、強固なDID基盤の上に機密性と検証を必要とする専門的なアプリケーションを構築するパートナーが揃っていることも報告されています。

  • Triple Play:
    ユーザー検証とコンプライアンスに焦点を当てたプロトコルを作成。ZK述語回路を使用して、年齢・国籍・KYC(本人確認)ステータスなどの属性を証明する。これにより、ユーザーは個人データを公開することなく、ホワイトリストに登録されたバリデーターネットワークによって検証可能な証明を生成できる。
  • ClarityDAO:
    ノーコードのDAO管理フレームワーク「Agora」をミッドナイトに移行している。これにより、組織は分散型自律組織(DAO)においてプライベート投票を実施できるようになる。参加者はDAOの適格なメンバーであることを証明して投票できるが、具体的な身元や投票内容は機密として保持される。
  • Creditcoin:
    プライバシー第一のアイデンティティが、どのようにAIツールと人間を区別する「人間性の証明」に役立つかを研究。長期的な財務行動はシミュレートが困難であるため、検証可能なオンチェーンのクレジット履歴を人間性の証拠として活用することを目指している。
  • Webisoft:
    フルスタックのダークプール取引プラットフォームを構築。伝統的な機関投資家向けの取引モデルを分散型環境に持ち込み、ミッドナイトのZK証明インフラとZswapプロトコルを使用して、取引のプライバシーとアトミックな決済を両立させる。
  • Fluid Tokens:
    既存のトークンを担保としてローンを組める取引プラットフォームを構築。この貸付プロセスにおいて、オンチェーンでのプライバシーを維持しながら、担保を特定の検証済みユーザーに関連付けるためにDIDが活用される。

Web3の未来を形作る「ユーザー所有型アイデンティティ」の重要性

これらのパートナーシップを通じて構築される包括的なアイデンティティ層は単なる技術的な進歩にとどまりません。ミッドナイトのエコシステムは、ユーザーがアプリケーションと対話する方法の新しい基準を打ち立てようとしています。

これまでのデジタルアイデンティティは、多くの場合、中央集権的なプラットフォームによって管理され、ユーザーの意図しないところでデータが利用されるリスクがありました。しかし、ミッドナイトが目指すのは、ブロックチェーン技術を駆使した「ユーザー所有型」のアイデンティティモデルです。

すべてのやり取りが検証可能でありながら、プライバシーがプログラムによって守られるこのモデルは、金融、ガバナンス、そして日常的なデジタル活動において、信頼の形を根本から変える可能性を秘めています。

カルダノの技術を継承しつつ、さらなる匿名性と実用性を追求するミッドナイトの開発が本格化するにつれて、DIDを活用したプライバシー保護アプリケーションはWeb3体験のスタンダードになっていくことになると予想されます。

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source:Midnight公式発表
サムネイル:AIによる生成画像

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