BitGo:Tron初の「マルチシグウォレット・保管ソリューション」提供開始
仮想通貨ウォレットやカストディ(保管)サービスを提供している「BitGo(ビットゴー)」は、2019年11月8日にトロン(Tron/TRX)のマルチシグウォレットおよび保管ソリューションの提供を開始しました。
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BitGo「Tron/TRX」を正式にサポート
BitGo(ビットゴー)は今年1月にトロン(Tron/TRX)をサポートする予定であることを発表していましたが、先日2019年11月8日には正式にTronのTRXトークンをサポートし始めたことを発表しました。
BitGo now supports TRON's TRX token! This is the first institutional-grade wallet and #custody solution for TRX.#digitalassets @justinsuntron @Tronfoundation pic.twitter.com/ZLuhesWMmW
— BitGo (@BitGo) November 8, 2019
BitGoはTRONのTRXトークンをサポートするようになりました!これはTRX向けの初となる機関向けウォレットおよび保管ソリューションです。
マルチシグとは、トランザクションの署名に複数の秘密鍵を必要とする技術のことであり、マルチシグを採用したウォレットは1つの秘密鍵で管理するウォレットよりも安全に資産を保護することができるようになっています。
Tronエコシステムのさらなる拡大に期待
BitGoは2013年からマルチシグウォレットを提供している業界の先駆者であり、世界最大級の仮想通貨取引所や機関投資家などを含めた数多くの顧客を世界中に有している代表的な企業でもあります。
今回「BitGo」がトロンを正式にサポートしたことによって、企業や投資家はより安全にTRXを保管することができるようになるため、Tronのエコシステム全体にさらなる安全性がもたらされると期待されます。
BitGoのCTOであるBenedict Chan(ベネディクト・チャン)氏は、今回のTronサポートについて次のように語っています。
私たちはTronの開発チームと協力して、初のマルチシグネチャ、機関グレードのウォレットを開発しました。
他の人々のお金を管理する責任を負っている受託者は、最高レベルのセキュリティとコンプライアンスを要求するため、トロンが行なっているマルチシグネチャへの取り組みは、金融サービスを提供するクライアントへの扉を開くことになるでしょう。
Tronは急速にサービスの幅を拡大しており、最近では韓国のIT大手「SAMSUNG(サムスン)」との提携も発表されているため、BitGoでTronが正式にサポートされたことによって、トロンのエコシステムは今後もさらに拡大していくことになると予想されます。
2019年11月9日|トロン(TRON/TRX)の価格
トロン(TRON/TRX)の価格は先月24日に1円台まで下落したものの、その後は徐々に回復してきており、2019年11月9日時点では「1TRX=2.07円」で取引されています。
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