暗号資産使用した「オンラインスポーツ賭博」合法化へ:米ワイオミング州


アメリカ・ワイオミング州で「オンラインスポーツ賭博を合法化する新たな法律」が可決され、「賭博用アカウントへの入金手段として暗号資産(仮想通貨)を使用すること」が認められたことが明らかになりました。

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暗号資産・デジタル通貨は「現金と同等」と定義

アメリカ・ワイオミング州で「オンラインスポーツ賭博を合法化する新たな法律」が可決され、「賭博用アカウントへの入金手段として暗号資産(仮想通貨)を使用すること」が認められたことが明らかになりました。

この法案にはワイオミング州知事であるMark Gordon(マーク・ゴードン)氏が既に署名しているとのことで、2021年9月1日に法律を発効する予定だとされています。なお、これによってワイオミング州は「オンラインスポーツ賭博を許可する米国で2番目の州になる」とも報告されています。

オンラインスポーツ賭博に参加するためにはアカウントに資金を入金する必要がありますが、同法では『暗号資産・デジタル通貨・仮想通貨は現金と同等であり、オンラインスポーツ賭博で使用するために現金と交換することができる承認済み資産であるとみなされる』と定義されているため、アカウントへの入金に暗号資産を使用することもできるとされています。

また、暗号資産だけでなく「トラベラーズチェック・銀行小切手、郵便為替、クレジットカード」などを利用して入金することも可能であるとされています。

ただし、オンラインスポーツ賭博のライセンシーになろうとする事業者がワイオミング州の規制当局から許可を取得するためには、米国の少なくとも3つの法域でオンライン賭博サービスを提供しなければならないとも説明されています。

ワイオミング州は先進的な仮想通貨規制を導入している「仮想通貨に友好的な州の1つ」としても知られており、今年2月には米国証券取引委員会(SEC)との訴訟問題に直面している「Ripple社」がワイオミング州で事業登録を行なったことも明らかにされています。

>>「オンラインスポーツ賭博の合法化」に関する法案はこちら

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