メタマスク:Appleの「App Store」で一時削除|アプリが消えた原因・理由は?

by BITTIMES

MetaMaskは「悪意のある行為が原因ではない」と説明

人気の仮想通貨ウォレット「MetaMask」は2023年10月15日に、メタマスクのウォレットアプリがApple社の「App Store」から一時的に削除されたことを報告し、この削除について簡単な説明を行いました。

MetaMask(メタマスク)が「App Store」から削除されたのが明らかになったのは2023年11月14日23時頃で、公式発表などがない状態で突然アプリが削除されたため、仮想通貨業界では削除理由について様々な憶測が飛び交っていました。

メタマスクはその後、15日の投稿で「MetaMaskがApp Storeでダウンロードできなくなっていることを認識している」と報告した上で「これは悪意のある行為によって引き起こされたものではなく、チームは早急に問題を解決するために取り組んでいる」と説明を行なっています。

参考:現在、メタマスクがApp Storeからダウンロードできなくなっていることを認識しています😟これは悪意のある行為によって引き起こされたものではありません。私たちチームはできるだけ早く問題を解決するために懸命に取り組んでいます。

MetaMaskは間もなくApp Storeに復帰する予定です。ご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます🙏

App Storeでメタマスクの偽アプリを見つけた場合は直ちにご連絡ください。私たちの最優先事項は「この問題を迅速に解決し、ユーザーを偽アプリから守ること」です。

なお「Google Play」では現在もメタマスクをダウンロードすることができます。お待ちいただいている皆様に感謝します。最新情報にご期待ください。

なお、メタマスクは15日の投稿で「メタマスクのアプリがApp Storeに復帰したこと」も報告しています。

約束通り、AppleのApp Storeにアプリが戻ってきました。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした!

メタマスクが一時的に削除された理由は?

メタマスクのアプリがApp Storeから削除された理由について公式発表は行われていないものの、SNS上ではアプリ削除が報告された際に「アプリ削除は新しいバージョンをリリースする際に生じた一時的なものである」といった内容の投稿がなされていました。

別の意見には「App Storeの厳格なサービスポリシーが関係している可能性がある」というものもあり、App Storeでは"無関係なバックグラウンドプロセスを実行するアプリ"が許可されておらず、「これが理由でメタマスクが削除されたのではないか」との意見も出ています。

2019年12月には、Google Playでも「モバイルデバイスにおける仮想通貨マイニングを禁止するポリシーに違反した」という理由でメタマスクが削除されており、その後メタマスク側が「マイニングは提供していない」と説明して数日後に復帰していたため、このような理由がアプリ削除の背景にある可能性があると予想されています。

また、メタマスクは最近「仮想通貨の売買機能」を強化していて、様々な決済サービスで仮想通貨を売買できるようにしているため、そのような機能が原因ではないか?という意見も出ています。

仮想通貨に厳しい姿勢は以前から

App Storeで仮想通貨ウォレットアプリが削除されたのは今回が初めてではなく、過去には人気のウォレットである「Trust Wallet」でも同様の事例が報告されています。

Apple社は以前から仮想通貨関連アプリに厳しい対応をとっていて、今年6月には分散型SNS「Damus」のBTC投げ銭機能を"ガイドライン違反"だと指摘、同月にはBTCウォレットアプリ「Zeus」の最新版リリースが拒否されたことも報告されています。

なお、App Storeからウォレットアプリが削除された場合でも、Chrome拡張機能などのウォレットで対象のウォレットを復元すれば、そのウォレットの資産にアクセスすることができます(※復元時には秘密鍵や復元フレーズなどが必要です)。

今後も突然ウォレットアプリがストアから削除される可能性はあると考えられるため、アプリのみで仮想通貨を管理している場合は、復元フレーズや秘密鍵をしっかりを記録して、万が一の場合に別のウォレットで復元できるように準備しておくことが重要です。

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