「ビットコインはまだまだこれから」SkyBridge創業者の強気なBTC価格予想
「半減期は織り込み済みではない」との見解
米国の資産運用会社「SkyBridge」の創業者であるアンソニー・スカラムッチ氏は先週公開されたCNBCとのインタビューの中で『ビットコインの半減期は織り込み済みではない』との考えを示し、BTCは現在価格から6〜10倍まで上昇する可能性があるとの予想を語りました。
ビットコイン(BTC)では2024年4月20日頃にマイニング報酬額が半分になる「半減期」が予定されているため、仮想通貨業界では「半減期の到来によるBTC価格上昇」にも期待が高まっています。
半減期については、一部の専門家などから『半減期の価格への影響はすでに織り込まれている』との意見がでていますが、スカラムッチ氏はこの意見に反対して『ビットコインはまだまだこれからだ』と語っています。
彼らは今、半減期は織り込み済みだと言っていますが、私はそうは思いません。ビットコインはまだまだこれからだと思います。
半減期の詳細はこちら
需要増・供給減によるBTC価格上昇予想
アンソニー・スカラムッチ氏が『ビットコインはまだまだこれからだ』と語る背景には「現物ビットコインETFによる需要増加」と「半減期による供給減」があります。
現物ビットコインETFに対する需要増加がビットコイン反発の大きな理由だったと語る同氏は、現物ビットコインETFへの巨額な資金流入も強調しており、『金ETFであるGLDは100億ドル到達までに1年かかったが、ビットコインはこれを25%の時間で達成した』と説明しています。
このように語る同氏は、今月の半減期によってビットコインの需要と供給に大きな差が生まれることを指摘しており、「4月20日頃にはBTCの新規発行枚数が450枚ほどにまで減少するが、その時にはおそらく2,000〜3,000枚の需要があるはずだ」と語っています。
ビットコインネットワークは1日に約900枚のコインを発行します。おそらく4月20日頃にはそれが半分になり、450枚ほどにまで減少するでしょう。半減期で供給量が削減される時期には、おそらく2,000〜3,000枚の基本需要があります。
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BTC価格はどこまで上昇するか?
ビットコイン価格がどこまで上昇するかについては「金の評価額の半分まで上昇する可能性がある」との見解が語られており、これは現在価格の6倍〜8倍まで上昇することを意味すると説明されています。
私は単純に、金の評価額の半分、つまり現在価格から6倍・8倍・10倍まで取引される可能性があると言っているだけです。
これは一夜にして起こるものではなく、大きなボラティリティを伴いますが、SkyBridgeに参加して私たちを知っている投資家にはこの物語の一部になってもらいたいと考えています。
また、同氏は「通常、半減期後の18ヶ月間ではビットコイン価格が4倍になる」とも説明しており、保守的な価格予想として『私はこのサイクルでは17万ドル(約2,580万円)程度だと言ってきた』とも語っています。
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(CNBC報道)