中国アントグループのZANと「スイ関連の開発・採用」を推進:Mysten Labs
スイ(Sui/SUI)の開発企業であるMysten Labsが中国アントグループのZANと提携したことを、2024年8月13日に発表しました。
We are excited to announce our partnership with @Mysten_Labs , a Web3 infrastructure company and the original contributor to the @SuiNetwork blockchain.
— ZAN (@zan_team) August 13, 2024
ZAN will provide KYC services and RPC node services, aiming to accelerate the development and adoption of Web3 applications… pic.twitter.com/uUBn827SGu
WEB3インフラストラクチャ企業であり、スイブロックチェーンへの貢献者であるMysten Labsとの提携を発表できることを嬉しく思います。
ZANは、KYCサービスとRPCノードサービスを提供し、スイエコシステム内のWEB3アプリケーションの開発および採用を加速させていくことを目指します。
今回の提携を通じて、ZANは主にKYCとRPCノードサービスの2点で、サポートを提供する予定です。KYCのサポートによって、ブロックチェーンに不可欠なコンプライアンスソリューションをスイ上のプロジェクトに提供し、RPCノードサービスを通して主にアジア太平洋地域の開発者やユーザーの体験を向上させることを目指しています。
ZANは、アントグループの子会社であるアント・デジタル・テクノロジーズ(Ant Digital Technologies)が立ち上げたブロックチェーン関連の企業です。ZANの母体となるアントグループは、アリババの子会社として「アリペイ」を提供している企業です。
ZANは、これまでブロックチェーン関連の複数のサービスを展開してきており「ZAN eKYC」「ZAN KYT」「ZAN Smart Contract Review」「ZAN Node Service」などを提供しています。今後も、ブロックチェーン関連の多種多様な製品をローンチしていく予定となっています。
今回の提携に伴ってMysten LabsとZANは協力し、支払い・データ・デジタルIDといった分野で可能性を探り、将来的にはWEB3スーパーアプリのサポートを視野に入れていくという方針も明らかにしています。
スイは、メタ社(Meta:旧フェイスブック)が開発を中止したDiem(旧Libra)から派生したプロジェクトで、Diemと共に開発されたプログラミング言語のMoveを採用しているブロックチェーンです。大量のトランザクションを瞬時に処理できる高性能な設計が特徴となっています。
スイを開発するMysten Labsは、ここ数ヶ月WEB2企業との連携を加速させています。2024年4月にはティックトック(TikTok)を運営するByteDance傘下のBytePlusとの提携を発表していました。
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