カード利用で「1〜10%のSOL報酬」を還元
米国の暗号資産取引所Geminiは2025年10月20日に、ソラナ(Solana/SOL)で報酬を還元する「Geminiクレジットカード:Solanaエディション」をリリースしたことを発表しました。
Geminiクレジットカード:Solanaエディションは、支払いで使用することによって仮想通貨SOLで報酬還元を受けることができるクレジットカードであり、年会費・暗号資産報酬受取手数料・海外取引手数料が全て無料なだけでなく、受け取る報酬を他50種類以上の仮想通貨に変更することもできるとされています。
このクレジットカードでは購入ごとに最大4%のSOL報酬を受け取ることが可能で、一部の提携店舗では対象購入に対して最大10%の還元が受けられる特典も提供されると報告されています。
【仮想通貨報酬の還元率】
- ガソリン・EV充電・交通・ライドシェアで最大4%
- 外食で3%
- 食料品で2%
- その他の購入で1%
- 一部提携店舗で最大10%
また、Geminiクレジットカードでは動画配信サービス「Peacock Premium」の割引アクセスや、「Instacart、ResortPass、Lyft、Booking.com」などといったMastercard World Eliteプログラムを通じた特典も利用可能となっています。
ソラナ報酬の自動ステーキング機能も提供
今回の発表では、SOL報酬クレジットカードの提供開始に合わせて「SOL報酬の自動ステーキング機能提供開始」も報告されています。
Geminiユーザーはこの機能を利用することによって「Geminiクレジットカード:Solanaエディション」で受け取ったSOL報酬を自動でステーキングできるようになるとのことで、新規のGeminiクレジットカード利用者は申込時に自動ステーキングを有効化することが可能、既存の利用者も報酬通貨としてSOLを選択する際に自動ステーキング機能をオンにできるとされています。
ステーキングとは、仮想通貨を対象ネットワーク上で一定期間ロックして、トランザクション(取引)の検証やネットワークの維持に貢献することによって報酬を獲得できる仕組みのことであり、Geminiでは最大年率6.77%のSOLステーキングが提供されています。
SOL価格は過去1年間で16%以上の価格上昇を記録しているため、「クレジットカードでのSOL報酬還元」と「SOL自動ステーキング機能」を組みわせることによって、より効率的に資産を増やしていける可能性があると期待されます。
Geminiは、GeminiクレジットカードのSolanaエディションを発行した理由として「Solanaエコシステムが急速に発展していること」や「Solanaが新規開発者にとって最も活発なエコシステムのひとつになっていること」を挙げており、Solanaエディションの発行は自然な選択だったとコメントしています。
世界中で増加する仮想通貨還元クレジットカード
仮想通貨報酬を還元するクレジットカードは世界中で増えており、2021年12月には日本の暗号資産取引所bitFlyer(ビットフライヤー)も、ビットコイン(BTC)で報酬が還元されるクレジットカード「bitFlyer クレカ」の提供を開始しています。
このようなクレジットカードを利用すれば日常的な支払いで仮想通貨報酬を獲得することができるため、誰でも簡単に仮想通貨を積み立てることが可能になり、仮想通貨の普及にもつながると期待されます。
最近ではGeminiクレジットカードのように「好きな仮想通貨で報酬還元を受けられるクレジットカード」も増えてきているため、今後の新たなカード発行のニュースや、日本での新しいカード発行などにも注目です。
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source:Gemini公式発表
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