アルトコイン、過去最高水準への回復シナリオ浮上
Xで80万人以上のフォロワーを有する著名仮想通貨アナリストのミカエル・ヴァン・デ・ポッペ氏は2026年1月5日、アルトコイン市場が過去最高水準となる約1兆2,000億ドル(約188兆円)に向けて、大きな上昇局面に入る可能性があるとの見解を示しました。
同氏は、その根拠として、アルトコイン市場全体の時価総額が8,790億ドル(約138兆円)規模を維持し、重要な支持線を割り込まずに推移している点をX(旧Twitter)上で指摘しています。
The #Altcoin market capitalization has held the crucial level for support and is ready for a big leg upwards to the all-time high. pic.twitter.com/qu4phrJeTk
— Michaël van de Poppe (@CryptoMichNL) January 4, 2026
アルトコイン市場の時価総額は重要なサポート水準をしっかり維持しており、過去最高値に向けて大きく上昇する局面に入る準備が整っています。
さらに、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を除いた総時価総額(Total 3)も7,840億ドル(約123兆円)付近で推移しており、その水準が365日移動平均線に接近していることがデータから示されています。
アルトシーズン「中止ではなく延期」
過去最高到達後の調整とアルトコイン市場の変化
時価総額1兆2,000億ドル到達後の市場調整
アルトコイン市場の時価総額は、2025年10月初旬に過去最高値である約1兆2,000億ドルに達しましたが、その直後の市場急落により同市場は1日で約33%縮小しました。
この下落局面を受け、ポッペ氏は、多くのアルトコインが安値水準まで下落していたとした上で、足元の値動きに変化が見られると指摘しています。
テクニカル指標が示すアルトコイン回復の兆し
実際、チェーンリンク(Chainlink/LINK)が2025年夏以来初めて21日移動平均線を上抜けており、ポッペ氏は「これが今後2〜3ヶ月間のアルトコイン市場での上昇トレンド入りを示唆するシグナルだ」と述べています。
複数のアルトコインで短期移動平均線が上向きに転じており、過去のサイクルでも類似の指標変化が見られたと報じられています。
アルトコイン上昇を制限する市場構造の課題
一方で、市場では、ビットコインがレンジ相場に留まっている間はアルトコインの上昇が限定的になりやすく「持続的な上昇にはビットコインの明確なブレイクアウトが必要だ」との見方も示されています。
こうした市場環境の中で、2025年に期待された大規模な「アルトコインシーズン」が実現しなかった要因として、仮想通貨トークン数の急増による資金分散や、米国で相次いだ仮想通貨ETF承認による市場流動性の分断化が指摘されています。
このような状況下で、2025年はアルトコイン全体への資金流入が限定的となり、市場では2026年に向けた構造変化が意識され始めています。
「2026年は期待から実需へ」
2026年に注目されるアルトコインと市場の見通し
市場の先行きに関する議論が続く中、米投資会社スカイブリッジ・キャピタルのCEOのアンソニー・スカラムーチ氏は、2026年に注目すべきアルトコインとしてソラナ(SOL)、アバランチ(AVAX)、トンコイン(TON)の3銘柄を挙げました。
これらのレイヤー1銘柄は2025年に大幅下落しましたが、スカラムーチ氏は高速・低コストといった各プロジェクトの技術的優位性に着目し、今後の成長に期待を示しています。
また同氏は、トランプ政権下で金融緩和策により市場に潤沢な資金が供給されるとの見通しを示し、これがアルトコイン市場への追い風になると予測しています。
2026年に入り、複数の著名投資家や専門家がアルトコイン市場の先行きに言及し始めており、ビットコインを含めた仮想通貨市場全体の動向に一層の関心が寄せられています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.14 円)
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Source:ミカエル・ヴァン・デ・ポッペ氏X投稿
サムネイル:AIによる生成画像

























