この記事の要点
- ブルームバーグETFアナリストのエリック・バルチュナス氏が3月6日にXで報告
- ソラナETF、価格57%下落でも14.5億ドルの資金を維持
- 運用資産の50%が機関投資家による長期保有
- 時価総額調整後の流入規模、ビットコインETFの約2倍に相当
まずは仮想通貨ETFを詳しく
ソラナETFに14.5億ドル、価格急落でも機関マネー維持
ブルームバーグのETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏は2026年3月6日、ソラナ(SOL)の現物ETFが2025年7月の上場以来、累計約14.5億ドル(約2,300億円)の資金流入を記録したことをX上で報告しました。
同期間にソラナの価格は57%下落しており、同氏はこの状況を「ETFで見られる限り最も不運なタイミング」と表現しています。
バルチュナス氏は、ソラナETFの運用資産のうち50%が13Fファイラー(機関投資家)によるものであり、個人投資家の短期売買ではなく機関投資家による長期保有が中心であることを示しています。
価格急落局面でも資金が抜けない構造は、SOLへの長期的な機関需要が根付きつつあることを示唆しており、個人投資家にとっても市場の信頼性を測る重要な指標となっています。
価格が大幅に下落する局面でも資金が維持されたのは、こうした機関投資家主体の安定した投資基盤によるものと同氏は説明しています。
Solana is down 57% since the spot ETFs launched in July (that is about as unlucky timing as you'll ever see in ETFs) yet they managed to not only accumulate $1.5b in flows but not really give any of it up. Further, 50% of the assets are from 13F filers = serious inv base. Both… pic.twitter.com/jfCPCTOnsv
— Eric Balchunas (@EricBalchunas) March 5, 2026
ソラナは7月に現物ETFがローンチされて以降、価格が57%下落しています(ETFのタイミングとしては、これ以上ないほど不運なケースと言えるでしょう)。
それにもかかわらず、ETFには約15億ドルの資金流入があり、そのほとんどが流出することなく維持されています。
さらに、運用資産の約50%は13F提出機関によるもので、しっかりした機関投資家ベースが形成されています。これらはいずれも、今後に向けて非常に良い兆候だと思います。
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規模調整でBTCを上回る、ソラナETFへの機関資金の厚み
4億ドルから14.5億ドルへ、5カ月で3倍超の増加
バルチュナス氏がX上で共有したチャートによると、ソラナETFの累計資金流入は2025年10月23日時点の約4.1億ドルから2026年3月2日には14.5億ドル(約2,300億円)まで増加しました。
特に10月下旬から11月にかけて急激な加速がみられ、累計流入額は10億ドル(約1,570億円)に向かって大きく跳ね上がっています。その後も3月上旬まで緩やかながら着実に増加を続け、期末にやや横ばいとなったものの、全体としては持続的な純流入のパターンを示しました。
こうした推移について同氏は「ソラナはスポットETF上場後に57%下落したが、約15億ドルの資金流入を集めただけでなく、その大部分を維持し続けた」と説明しています。
加えて「資産の50%が13Fファイラーからのもので、堅固な投資基盤を意味する。どちらも将来にとって非常に良い兆候だ」との見方を示しました。
バルチュナス氏が算出した540億ドル換算の意味
バルチュナス氏はビットコイン(BTC)との比較についても具体的な数値を提示しています。
米国のビットコイン現物ETF全体の運用資産は約946億ドル(約15兆円)に達しており、ブラックロックのIBITが約571億ドル(約9兆円)、フィデリティのFBTCが約139億ドル(約2.2兆円)、グレースケールのGBTCが約115億ドル(1.8兆円)をそれぞれ保有しています。
直近の1日あたりの流入額は4億6,177万ドルで、IBITが3億658万ドル(約484億円)を占めました。
絶対額ではビットコインETFが圧倒的に優勢な一方、バルチュナス氏は、時価総額の差を調整した場合にソラナの流入規模がビットコインの上場同時期の約2倍に相当すると算出しています。
ソラナの価格が57%下落する局面でもこれだけの資金が維持されたことは、機関投資家がSOLを中長期の保有資産として位置づけていることを示しており、個人投資家にとっても市場の信頼性を測る重要な指標となっています。
この点について同氏は「しかもビットコインは当時大幅に上昇していたのに対し、ソラナは57%下落している。市場の規模と状況を考えれば、かなり印象的な数字だ」と指摘しました。
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仮想通貨ETP全体に10億ドル、ソラナの持続的流入が鮮明に
仮想通貨(暗号資産)関連のETP(上場取引型商品)をめぐっては、直近で資金の流れに変化がみられています。
仮想通貨運用大手CoinShares(コインシェアーズ)が公開した最新の週次レポートによると、仮想通貨ETP全体に10億ドルが流入し、5週間ぶりに流出から反転したことが確認されました。
ビットコインやイーサリアム(ETH)が牽引する形で資金回帰が進む中、ソラナETFが価格下落局面でも機関投資家の資金を維持し続けている点は、バルチュナス氏が示した通り、仮想通貨ETF市場全体の底堅さを裏付ける動きとして注目されています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.77 円)
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Source:エリック・バルチュナス氏X投稿
サムネイル:AIによる生成画像






























