セイラー氏がBTC買い増し示唆、取得コスト割れの局面でも強気姿勢

セイラー氏がBTC買い増し示唆、取得コスト割れの局面でも強気姿勢

この記事の要点

  • ストラテジー会長セイラー氏、BTC追加購入を示唆する投稿を公開
  • 84万BTC超保有・含み損の状況下でも買い増し姿勢を維持
目次

総会前夜にセイラー氏が買い増し示唆

米上場企業ストラテジー(旧マイクロストラテジー)会長のマイケル・セイラー氏は2026年6月7日、自身のX(旧Twitter)への投稿で、ビットコイン(BTC)の追加購入を示唆しました。

セイラー氏は、過去約6年間にわたる同社のビットコイン購入履歴を示したバブルチャートを投稿し、「ドットを増やす良い頃合いだ」とコメントしました。

ドットを追加するのに良いタイミングです。

同氏はこれまでも新たな購入開示前に同様のチャートを投稿しており、その後の開示でビットコイン取得が明らかになった事例も確認されています。

ストラテジーは記事執筆時点で843,706 BTC(532億ドル/8.5兆円相当)を保有する世界最大の企業保有者となっており、ビットコイン価格が同社の平均取得コストを下回る水準で推移するなかでの発信となりました。

今回の投稿は、優先株STRC(ストラテジーの変動配当型優先株)の配当頻度変更に関する株主投票の締め切りを前に行われたもので、翌6月8日に予定されている株主総会では同議案の採決結果が示される見通しです。

84万BTC超保有、含み損でも強気姿勢

取得コスト割れ、6万ドル台で推移

同社が保有する843,706 BTCの平均取得コストは1 BTCあたり7万5,699ドル(約1,210万円)となっています。

一方、記事誌筆時点のビットコインは1 BTCあたり6万3,000ドル台で取引されており、5月末時点の平均取得コストを約18%下回る水準で推移していました。

現在の市場価格は同社の平均取得コストを下回る水準となっているものの、今回の投稿は追加取得に前向きな姿勢を示すものと受け止められています。

32BTC売却もCEO「方針変わらず」

一方で、同社は6月1日の開示において、5月26日から31日にかけて計32 BTCを売却していたことも明らかにしています。

この売却は2022年以来の事例となりましたが、調達した資金は優先株STRCの配当に充てられており、処分量も保有総数から見れば限定的な規模でした。

こうしたなか、セイラー氏の投稿にはCEOのフォン・レ氏も返信し、「当社の戦略はビットコインと1株あたりビットコインを時間をかけて増やすことであり、それ以外の噂はただの噂にすぎない」と述べました。

同氏は32BTCの売却後もビットコイン蓄積方針に変更はないとの認識を示しており、長期保有戦略の継続を強調しています。

当社の戦略は、ネットビットコイン保有量および1株あたりのビットコイン保有量を長期的に増加させることにあります。

その他の噂はあくまで噂にすぎません。

企業BTC活用の行方、総会が一つの指標に

企業や金融機関によるビットコイン保有の拡大が続くなか、世界最大の企業保有者であるストラテジーの動向は、企業によるBTC活用の方向性を映す代表例の一つとなっています。

現在のビットコイン価格は同社の平均取得コストを下回る水準で推移しており、追加購入が実施された場合は低い取得単価での買い増しとなる可能性があります。

6月8日の株主総会ではSTRC採決の結果が示される予定となっており、その後に公表される週次開示で追加購入が確認されるかどうかにも、投資家の関心が集まっています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=160.30 円)

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Source:マイケル・セイラー氏X投稿
サムネイル:AIによる生成画像

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