ブロックチェーンでアフリカとの国際送金を効率化|SBIレミットがBitPesaと提携
Ripple(リップル)のパートナーでありSBIの子会社でもある「SBIレミット」は、ケニア・ナイロビに本拠地を構える仮想通貨(Cryptocurrency)やブロックチェーン(Blockchain)を扱う国際送金会社「BitPesa(ビットペサ)」との提携を結びました。このパートナーシップは、アフリカ大陸の国々や日本の企業の発展に大きく貢献する可能性を秘めています。
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ブロックチェーンで「国際送金」を効率化
「SBI Remit(SBIレミット)」と「BitPesa(ビットペサ)」は、ブロックチェーン技術を活用することによって、アフリカと日本の間で行われる国際送金の摩擦を減らし、これらの地域におけるクロスボーダー決済をより効率的に処理することを目指しています。
今回のパートナーシップによって、SBIレミットを利用しているアフリカの顧客は「BitPesa」の口座に現地の通貨で直接入金することができるようになります。
以前までは、入金を行うためには一度「G20」の法定通貨に換金する必要があったため、手数料などの余分なコストがかかっていたことが問題となっていました。しかし「SBIレミット」と提携したことによって、それらの法定通貨を経由する必要がなくなるため、銀行を通じて国際送金を行うよりも遥かに安い手数料で効率よく送金を行うことが可能になります。
日本とアフリカを代表する両社が協力し、安い手数料で安全かつスムーズな国際送金が行えるようになることによって、日本とアフリカにおける資金の流動性が高まり、これらのサービスに関連する複数の国々でのビジネスがより活発になるとも期待されています。
BitPesaは現在、
・ウガンダ
・ケニア
・ガーナ
・セネガル
・タンザニア
・ナイジェリア
・コンゴ民主共和国
などの国々で事業を運営しています。
SBIレミット:アフリカ市場進出への大きなチャンス
SBIの子会社でありRipple(リップル)のパートナーでもある「SBIレミット」は、国際送金サービスを通じてユーザーに安い手数料で、素早く安全な送金サービスを提供することを目指しています。
アフリカ企業とのパートナーシップは「SBIレミット」にとって初めてのことでもあります。今回の提携が結ばれアフリカとの新たな繋がりが生まれたことによって、日本の企業が事業をさらに拡大することにも大きく貢献するとも考えられています。
アフリカで活動している日本の企業は既に400社を超えていると報告されており、アフリカ市場への関心は現在も高まっていると言われています。しかし、市場の環境やビジネスの成長を支えるための金融インフラが欠如していたことなどから実際に参入するには重大なリスクが伴うことが懸念されていました。
「SBIレミット」と「BitPesa」が提供する新しいサービスは、これらの地域との取引を容易にすることができるため、日本の企業にとってはアフリカ市場に進出するための大きなチャンスにもなります。これらの新しい機会は、日本やアフリカの様々な企業や地域の発展に大きく貢献する可能性を秘めています。
送金サービスを中心とした大規模なプロジェクトで世界中をつないでいるSBIグループ」やBitPesa、Rippleなどの取り組みには、今度もさらに注目が集まります。
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