Cardano:Shelleyハードフォーク後、24時間で「400以上のステークプール」が稼働

by BITTIMES   

カルダノ(Cardano/ADA)プロジェクトで開発を担当している「IOHK」は、2020年7月31日のツイートで先日実施されたShelley(シェリー)のハードフォーク後も順調にカルダノネットワークが成長していることを報告し、Shelleyハードフォークから24時間以内に400以上のステークプールが稼働していることを明らかにしました。

こちらから読む:カルダノ財団、スイスのFintech企業と提携「Cardano」関連ニュース

分散化が急速に進む「カルダノネットワーク」

カルダノ(Cardano/ADA)は2020年7月30日に、コミュニティの間で長い間待ち望まれていた「Shelleyハードフォーク」を無事に完了させました。これによってCardanoは第二段階目の開発段階にあたる「Shelleyの時代」へと突入しており、ADA保有者はメインネット上でADAのステーキングに参加することができるようになりました。

Cardanoブロックチェーンが採用している「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」と呼ばれるコンセンサスアルゴリズムは、保有しているADAの数量が多いほど取引承認の権利を得やすい仕組みとなっており、ADA保有者は世界中のコミュニティ内で立ち上げられる「ステークプール」の中から自分が信頼できるステークプールに自分のADAを委任する形でカルダノネットワークの運営に関わることができる仕組みとなっています。

「ステークプール」の数が少ない場合にはカルダノネットワークの取引承認をごく一部の人々が牛耳ってしまうことになるため、"ネットワークの分散化"という観点から見ると「ステークプールの数」は非常に重要となりますが、IOHKは2020年7月31日のツイートで『CardanoネットワークではShelleyハードフォーク後24時間以内に400以上のステークプールが稼働している』ということを報告しています。

Cardano Shelleyへのハードフォークから24時間も経たないうちに、400を超えるステークプールが稼働しています。

カルダノの分散化に向けたエキサイティングな新しい時代と明るい未来にようこそ。

ビットコイン(BTC)で採用されているような「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」と呼ばれる取引承認方法では、計算能力の高いマシンを大量に保有している一部のマイナーがネットワークを牛耳ってしまう可能性があり、従来のブロックチェーンネットワークも10に満たないマイニングプールによってコントロールされていることが多かったため「カルダノブロックチェーンのネットワーク上で400以上のステークプールが実際に稼働している」という事実は注目に値します。

また、Shelleyのテストネットが運用されていた段階では「合計1,000ほどのステークプールが稼働している」と報告されているため、今後もさらに多くのステークプールが登録を完了し、ネットワークの分散化も進むことになると予想されます。

カルダノの創設者であるCharles Hoskinson(チャールズ・ホスキンソン)氏は以前から『単独で成功するのではなく、業界全体で成功する』という意思を語っており、ここ最近でも様々な企業・プロジェクトとの提携が発表されているため、カルダノプロジェクトの今後のさらなる発展にも期待が高まります。

2020年7月31日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格

カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は今年3月に2.48円付近まで下落したものの、その後は順調に回復してきており、2020年7月31日時点では「1ADA=14.64円」で取引されています。

>>ADAを取り扱う暗号資産取引所「BINANCE」はこちら

2020年2月3日〜2020年7月31日 ADAのチャート(引用:coingecko.com)2020年2月3日〜2020年7月31日 ADAのチャート(引用:coingecko.com)

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

PayPal(ペイパル)暗号資産の購入限度額「5倍」に引き上げ|年間限度額は無制限に

PayPal(ペイパル)暗号資産の購入限度額「5倍」に引き上げ|年間限度額は無制限に

イーサリアム(ETH)アップデートの種類と概要

イーサリアム(ETH)アップデートの種類と概要

Oasys:戦略的投資ラウンドを完了「Galaxy Interactive・MZ Web3ファンド」などが参加

Oasys:戦略的投資ラウンドを完了「Galaxy Interactive・MZ Web3ファンド」などが参加

コロナウイルス、仮想通貨・ブロックチェーン業界にも影響「サービス無償提供」の発表も

コロナウイルス、仮想通貨・ブロックチェーン業界にも影響「サービス無償提供」の発表も

ロシア金融監視機関:AI用いた「暗号資産取引追跡ツール」を開発|DASHなどにも対応

ロシア金融監視機関:AI用いた「暗号資産取引追跡ツール」を開発|DASHなどにも対応

JPYC決済で「徳島県海陽町へのふるさと納税」が可能に|Disportと地方創生を推進

JPYC決済で「徳島県海陽町へのふるさと納税」が可能に|Disportと地方創生を推進

注目度の高い仮想通貨ニュース

Cardanoコミュニティ主導組織の日本支部「Intersect Japan Hub」設立

Cardanoコミュニティ主導組織の日本支部「Intersect Japan Hub」設立

イーサリアムOS搭載スマホ「ethOS Phone」一般向け販売開始

イーサリアムOS搭載スマホ「ethOS Phone」一般向け販売開始

シバイヌ新L3のユーティリティ&ガバナンストークン「TREAT」の獲得方法|LUCIE氏が説明

シバイヌ新L3のユーティリティ&ガバナンストークン「TREAT」の獲得方法|LUCIE氏が説明

ワールドコイン「虹彩情報の削除機能・18歳未満の利用防止措置」を導入

ワールドコイン「虹彩情報の削除機能・18歳未満の利用防止措置」を導入

NFTDrive:Symbol・Ethereum・Polygon対応の「カード型ウォレット」販売開始

NFTDrive:Symbol・Ethereum・Polygon対応の「カード型ウォレット」販売開始

SMOGが第1回目のエアドロップを実施、シーズン1では8回に渡ってトークンを配布予定

SMOGが第1回目のエアドロップを実施、シーズン1では8回に渡ってトークンを配布予定

ビットボットとCrypto.ComのCRO:2024年の成長に注目が集まる銘柄?

ビットボットとCrypto.ComのCRO:2024年の成長に注目が集まる銘柄?

香港証券先物取引委員会「ビットコイン・イーサリアムの現物ETF」を承認

香港証券先物取引委員会「ビットコイン・イーサリアムの現物ETF」を承認

Symbol活用した分散型IDプラットフォーム構築へ「株式会社Proof of Your Life」設立

Symbol活用した分散型IDプラットフォーム構築へ「株式会社Proof of Your Life」設立

カルダノのオープンソース開発を推進「PRAGMA」設立|dcSpark・Sundae Labsなども参加

カルダノのオープンソース開発を推進「PRAGMA」設立|dcSpark・Sundae Labsなども参加

ドージ系最新マルチチェーン・ミームコインDogeverseのプレセールが500万ドルを突破!

ドージ系最新マルチチェーン・ミームコインDogeverseのプレセールが500万ドルを突破!

カルダノ(ADA)「2024年の最優秀レイヤー1ソリューション賞」を受賞

カルダノ(ADA)「2024年の最優秀レイヤー1ソリューション賞」を受賞

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

人気のタグから探す