カルダノ開発企業:食品追跡会社「BeefChain」と提携|サプライチェーン管理などで協力
カルダノ(Cardano/ADA)がアメリカ・ワイオミング州に拠点を構える食品追跡会社「BeefChain(ビーフチェーン)」と提携を結んだことが明らかになりました。同社はブロックチェーンやIoTなどの最先端技術を活用することによって、高品質な牛肉製品を消費者へと届けるだけでなく、関係者が牛肉の情報を詳しく確認できるようにするためのトレーサビリティソリューションを提供しています。
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「牛肉製品の安全管理」などで協力
カルダノ(Cardano/ADA)の開発を担当している企業「IOHK」の最高営業責任者であるJerry Fragiskatos氏は、2020年7月20日にYouTube上で公開された「Cardano Virtual Summit 2020」の動画の中で、IOHKがアメリカ・ワイオミング州に拠点を構える食品追跡会社「BeefChain(ビーフチェーン)」と提携を結んだことを明らかにしました。
BeefChain(ビーフチェーン)は「ブロックチェーン・IoTデバイス・RFID(無線周波数識別)タグ」などといった最先端技術を活用することによって、家畜に関する様々な情報を安全かつ信頼できる形で記録・管理することができるソリューションを提供しており、消費者などの関係者が牛肉の情報を追跡・確認できるようにしたり、品質にこだわりを持つ牛肉生産者がそれに見合った報酬を得られるようにするための取り組みを続けています。
牧場主が食品安全性の問題を解決できるようにするための支援を数年前から続けている同社は、昨年4月に米国農務省(USDA)から認定も受けています。
「IOHK」と「BeefChain」が関わりを持っていることは、2020年2月14日にIOHKがワイオミング大学に50万ドル(約5,500万円)相当のADAで支援金を送った際に明かされていましたが、今回の動画の中では両社が正式にパートナーシップを結んでいることが明らかにされています。両社は今回のパートナーシップを通じて以下のようなことに取り組むとされています。
- プロセス検証プラグラムを通じて全ての基準が満たされていることを確認する
- 牧場主と消費者を直接繋ぎ、牧場主の利益を増やす
- 安全性を高めるために牧場から店舗まで食品を追跡する
食品の安全管理は世界中で重要な課題となっており、ここ数年では食品のサプライチェーン管理にブロックチェーン技術を活用する動きが活発化してきているため、今後はCardanoブロックチェーンを活用したサプライチェーン管理も増加する可能性があると予想されます。
IOHKが開発したカルダノネットワークのスケーリングソリューションである「Ouroboros Hydra(ウロボロス・ヒドラ)」は、理論上1秒あたり100万件のトランザクションを処理することができるとも説明されていたため、Cardanoブロックチェーンは様々な製品のサプライチェーン管理にも活用できると期待されます。
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2020年7月22日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格
カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は、今月8日に14.38円付近まで回復したものの、その後は横ばいの状態が続いており、2020年7月22日時点では「1ADA=12.92円」で取引されています。