バハマ中央銀行「CBDCと他国通貨の相互運用」を可能に|今月20日にも全国展開

by BITTIMES

バハマ中央銀行(CBOB)が同国の中央銀行デジタル通貨(CBDC)である「Sand Dollars(サンドドル)」をその他の国の法定通貨と相互運用できるようにすることを計画していることが「The Nassau Guardian」の報道で明らかになりました。サンドドルは2020年10月20日にも全国展開される予定だと報告されています。

こちらから読む:G7、中央銀行デジタル通貨の"重要3要素"を強調「CBDC」関連ニュース

「他国通貨・ウォレットとの連携」に向けて

バハマ中央銀行(CBOB)は同国の中央銀行デジタル通貨(CBDC)である「Sand Dollars(サンドドル)」のテストを2019年12月から開始しており、これまでにはエグズーマ島やアバコ諸島などで実際に試験導入が行われたことが報告されていましたが、今回の報道ではバハマ中央銀行が"サンドドルとグローバル通貨の相互運用"に取り組んでいることが報告されています。

地元メディアである「The Nassau Guardian」の報道によると、バハマ中央銀行の電子ソリューション担当アシスタントマネージャーであるBobby Chen(ボビー・チェン)氏は『サンドドルは現在国内のみで使用されているものの、最終的に他の国際的な通貨と相互運用が可能になるソリューションに取り組んでいる』と語ったと報じられています。

また、バハマ中央銀行の銀行部門責任者であるCleopatra Davis(クレオパトラ・デイビス)氏は『サンドドルとその他ウォレットの相互運用性も非常に重要である』ともコメントており、これによってユーザーは銀行口座との間でサンドドルを移動することができるようになり、法定通貨への変換が更に容易になると説明しています。

「APIカードレス・オフライン機能」の重要性も強調

Cleopatra Davis(クレオパトラ・デイビス)氏は、サンドドルの全国展開に向けた重要な取り組みとして「APIカードレス」や「オフライン機能」も挙げています。

バハマではスマートフォンなどを有していない人々のために「カード型のウォレット」も展開しているものの、新型コロナウイルス の影響で"非接触型システム"の必要性が高まっているため、カードなしでサンドドルにアクセスできる仕組みが必要であることが説明されています。

「オフライン機能」は昨年から重要性が強調されている機能の1つであり、ハリケーンなどの自然災害が発生して携帯電話回線が使用できなくなった場合に、オフライン環境下で通貨をやり取りできる仕組みが必要であることが説明されています。

Sand Dollars(サンドドル)は以前の報道で『2020年10月に発行される予定』だと報じられていましたが、今回の報道では『バハマ中央銀行は2020年10月20日にデジタル法定通貨を全国的にリリースする予定』だと報告されています。

>>「The Nassau Guardian」の報道はこちら

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

Apple:ブロックチェーン活用したサプライチェーン管理の「ガイドライン作成」に関与

Apple:ブロックチェーン活用したサプライチェーン管理の「ガイドライン作成」に関与

ブロックチェーン技術を「統一国家試験」に活用|ロシア連邦教育・科学監督庁

ブロックチェーン技術を「統一国家試験」に活用|ロシア連邦教育・科学監督庁

スペイン第2位大手銀行BBVA:暗号資産関連サービス「2021年」に提供開始か

スペイン第2位大手銀行BBVA:暗号資産関連サービス「2021年」に提供開始か

フィンテック関連の規制推進に向けスイスと協力|イスラエルは次のクリプトバレーへ

フィンテック関連の規制推進に向けスイスと協力|イスラエルは次のクリプトバレーへ

リップル(XRP)約40億円の取引記録を確認|送金コストは「わずか3円」

リップル(XRP)約40億円の取引記録を確認|送金コストは「わずか3円」

リップル社「3回連続の勝利」米SECがガーリングハウス氏らに対する訴訟を取り下げ

リップル社「3回連続の勝利」米SECがガーリングハウス氏らに対する訴訟を取り下げ

注目度の高い仮想通貨ニュース

仮想通貨ニュース週間まとめ「BTC・SHIB・ADA・SUI」などの注目記事

仮想通貨ニュース週間まとめ「BTC・SHIB・ADA・SUI」などの注目記事

カルダノ分散委任ツールのAtrium「特別な報酬」を用意|報酬付きテストの延長発表も

カルダノ分散委任ツールのAtrium「特別な報酬」を用意|報酬付きテストの延長発表も

シバイヌ:有名企業が数多く参加するコンテンツデリバリー&セキュリティ協会(CDSA)に参加

シバイヌ:有名企業が数多く参加するコンテンツデリバリー&セキュリティ協会(CDSA)に参加

ビットポイント:ワンチャンつかめ「柴犬コイン(SHIB)購入キャンペーン」開始

ビットポイント:ワンチャンつかめ「柴犬コイン(SHIB)購入キャンペーン」開始

イーロン・マスク氏率いる「Tesla」2024年第1四半期もビットコインを保持

イーロン・マスク氏率いる「Tesla」2024年第1四半期もビットコインを保持

TikTok関連企業が「Suiブロックチェーン」を採用|BytePlus・Mysten Labsが提携

TikTok関連企業が「Suiブロックチェーン」を採用|BytePlus・Mysten Labsが提携

米検察:BINANCE創業者CZ氏に「懲役3年」を求刑

米検察:BINANCE創業者CZ氏に「懲役3年」を求刑

Flare Network:分散型のCEXスタイル取引アプリ「Raindex」リリース

Flare Network:分散型のCEXスタイル取引アプリ「Raindex」リリース

Solana系の最新ミームコインSLOTHがプレセールで1500万ドルを調達!上場前に購入できるラストチャンス

Solana系の最新ミームコインSLOTHがプレセールで1500万ドルを調達!上場前に購入できるラストチャンス

Shibariumのハードフォークについて詳しく説明「The Shib:Edition 23」公開

Shibariumのハードフォークについて詳しく説明「The Shib:Edition 23」公開

日本円:対ビットコインで「価値ゼロ」として話題に

日本円:対ビットコインで「価値ゼロ」として話題に

リップル社「米ドル連動ステーブルコイン」発行へ|XRPL・Ethereumで利用可能

リップル社「米ドル連動ステーブルコイン」発行へ|XRPL・Ethereumで利用可能

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

人気のタグから探す