香港の仮想通貨規制施行について報道
中国国営中央テレビ(CCTV)が、2023年5月23日に暗号資産(仮想通貨)に関するニュースを報じたことが明らかになりました。
香港では2023年6月1日から新しい仮想通貨規制が施行される予定となっており、仮想通貨業界でも香港の動向に注目が集まっていましたが、今回はこの件についての報道がなされています。
具体的には「香港証券先物委員会(SFC)は2023年5月23日に、香港における仮想通貨取引に向けた全ての準備が整っていると発表した」ということが報じられており、暗号資産取引所のライセンス制度が6月1日から始まることが説明されています。
報道の中では「香港で運営を行う暗号資産取引プラットフォームは、2023年6月1日から9ヶ月以内に香港証券先物委員会へライセンス申請を行う必要がある」とも説明されており、規制当局からの承認を得ることによって運営を続けられることなどが説明されています。
業界にとって重要な注目ニュース?
今回のニュースについては、大手暗号資産取引所BINANCEのCEOであるチャンポン・ジャオ(CZ)氏も『これは重要なことだ』とコメントしており、”投資アドバイスではない”と強調しつつも『過去にはこのような報道が強気相場を引き起こしたことがある』とも語っています。
中国中央テレビ(CCTV)が仮想通貨に関するニュースを放送しました。これは重要なことです。中国語コミュニティでは大きな話題になっています。歴史的に、このような報道は強気相場につながってきました。
過去から未来を予測できると言っているわけではありません。また、これは投資アドバイスでもありません。
今回のニュースは約98秒間という短いものであったものの、映像内ではビットコインのロゴやNFTの画像なども移し出されており、仮想通貨に否定的な内容なども含まれていなかったため、仮想通貨市場ではポジティブなニュースとして注目が集まっています。
香港で暗号資産取引所のライセンス制度が導入されることが発表されて以降は「Huobi・Gate.io・Bybit」などといった複数の暗号資産取引所が香港進出を計画していることも報じられていたため、今後の動向にも注目が集まっています。
複数の取引所が香港進出を計画