メタンガスを電力に変えてBTCマイニング
埋立地で発生するメタンガスを電力に変えるための取り組みを行なっている「Nodal Power」は2023年8月21日に、埋立地に再生可能エネルギー発電所を建設することを目的として、シードラウンドで1,300万ドル(約19億円)を調達したことを発表しました。
同社は埋立地のメタンガスを電力に変えて供給するための取り組みを行なっていますが、これによって得られた電力の一部は「ビットコインのマイニング」にも利用されると報告されています。
複数の報告によると、ビットコインマイニングは「電力網の経済状況が良好ではない場合に利用される二次的ツール」として採用されているとのことで、データセンターを通じてBTCマイニングが行われていると報じられています。
Nodal Powerの公式サイトでは「埋立地で発生したメタンガスを発電所で電力に変え、その電力を電力網やデータセンターに供給する」という流れが説明されています。
今回調達された資金の多くは、すでに米国内にある2つの発電所の建設・運営に充てられていると報告されています。
米国南西部にあるサイト1は地元の電力会社に電力を供給すると共にデータセンターも完備、西部の山岳地域にあるサイト2は埋立ゴミから生成される完全に持続可能なオフグリッドデータセンターを運営しているとのことです。
さらに、2024年初頭には米国で3つ目のサイトにも資金が投じられる予定で、これらの3つのサイトは全て埋立地の有機廃棄物を分解することによって生成されるメタンガスから発電していると説明されています。
環境問題に配慮したマイニング施設は世界的に増えてきているため、今後もこのような取り組みはさらに加速していくことになると予想されます。
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