BTCの見通しや予想価格などを語る
暗号資産取引所「BitMEX」の共同創業者であるアーサー・ヘイズ氏は2023年8月24日に公開したブログ記事の中で、価格低迷が続いているビットコイン(BTC)についてコメントし、自身の考えについて詳しく説明を行いました。
BTCは腐敗した銀行システムの解毒剤
アーサー・ヘイズ氏は今回の記事で「ビットコインは壊れて腐敗している寄生的な法定通貨の銀行システムに対する解毒剤である」と述べており、銀行システムが崩壊するとビットコインはより強くなると説明しています。
さらに同氏は「ビットコインの供給量は限られているため、法定通貨の発行枚数が増えれば法定通貨で換算した場合のビットコインの価値も高まる」と説明、これがビットコイン価格が上昇している理由であると述べています。
富裕層の資金の一部が仮想通貨に流れる?
アーサー・ヘイズ氏は、ビットコインなどの仮想通貨は米国政府の債権から得られる利息収入の恩恵を受ける可能性があるとの考えも語っています。
同氏は「FRBと米財務省は裕福な人々や富裕層に毎月数十億ドルを分配している」と述べた上で、「これらの資金はどこかに行かなければならないが、その一部はハイテク株や仮想通貨に流れることになるだろう」と語っています。
BTCは25,000ドル付近で推移する?
ビットコイン(BTC)の価格が今月半ばに急落したことを受けて、一部では「BTC価格は再び20,000ドル以下まで下落する可能性がある」との意見も出ていますが、アーサー・ヘイズ氏は「第3四半期の初めは25,000ドル(約366万円)付近で推移するだろう」との予想を語っています。
アーサー・ヘイズ氏によると「仮想通貨が嵐を乗り越えられるかどうかは、新たな居場所を探す利息収入の額に直接関係する」とのことです。
なお、同氏は「私はレバレッジをかけていないので価格が大幅に下がっても気にしない」とも述べており、「強気相場が戻ってきた時に備えて、優れたクソコインをいくつか辛抱強く買うつもり」とも語っています。
アーサー・ヘイズ氏はBTCに対して強気な予想を以前から語っており、今年7月には「BTCはAIの通貨として使用されるようになり、76万ドルまで上昇する可能性がある」との予想も語られています。
BTCがAIの通貨に?