インドネシア副大統領候補「仮想通貨・ブロックチェーンの人材育成」を強化する方針
仮想通貨・ブロックチェーンなどの専門家を養成
インドネシアの次期大統領選挙における副大統領候補であるギブラン・ラカブミン・ラカ氏が、暗号資産やブロックチェーンの人材育成を強化していく方針を語ったことが地元メディアの報道で明らかになりました。
ギブラン・ラカブミン・ラカ氏はインドネシアの現大統領であるジョコ・ウィドド氏の長男であり、インドネシア国防相で大統領候補であるプラボウォ・スビアント氏とのペアで大統領選に出馬、CNNインドネシアの世論調査で44%の支持率を集めた最有力候補であるとも報じられています。
「detiknews」の報道によると、ギブラン氏は様々な最先端技術の専門家を育成することを公約として掲げているとのことで、12月10日の政治集会で以下のように語ったと伝えられています。
私たちはブロックチェーンの専門家、サイバーセキュリティの専門家、仮想通貨の専門家を養成します。
専門家の育成で力を入れる分野はこの他にも複数挙げられており、具体的には「人工知能(AI)・暗号資産・ブロックチェーン・ビッグデータ分析・サイバーセキュリティ・バイオテクノロジー」などの専門家を養成すると報告されています。
仮想通貨業界は現在も順調に成長を続けていますが、これらの技術を活用した実用的なアプリケーションが今後も増加していくためには、仮想通貨やブロックチェーンを扱うことができる技術者の存在が必要となってくるため、仮想通貨業界では"開発者や専門家の育成・教育"が以前から重要視されています。
インドネシアは仮想通貨市場で急速に成長している国の1つであり、Chainalysisが今年9月に公開した「2023年の世界仮想通貨普及指数」では第7位にランクインしているため、暗号資産関連の人材育成が強化されれば、インドネシアで暗号資産やブロックチェーンの普及がさらに進む可能性があると期待されています。
なお、インドネシアの次期大統領選挙は2024年2月14日に予定されており、大統領と副大統領のペアが国民によって選ばれる予定となっています。
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