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マイニング企業MARA:ビットコイン保有量「2,282 BTC」増加|HODL戦略も採用

ビットコイン(BTC)マイニング業界で世界最大級のMarathon Digital Holdings(MARA)は2024年8月6日に、7月のビットコイン保有報告を発表しました。

今回の報告書では、同社が2024年7月に保有するビットコインを2,282 BTC(約190億円相当)増やしたことが明らかにされています。

報告書には、同社のビットコイン保有量が18,536 BTC(2024年6月30日時点)から20,818 BTC(2024年7月31日時点)に増加したことが記載されています。

今回の報告書では「MARAがビットコインHODL戦略を採用したこと」も報告されていて、今後はマイニングした全てのビットコインを保持して、定期的に市場でビットコインを購入していくとも語られています。なお、HODLはHold On for Dear Life(どんなことがあっても手放さない)を意味します。

2024年7月31日時点で、当社は合計20,818BTCの制限のない(自由に取引可能な)ビットコインを保有しています。

MARAは7月中にビットコインの売却を一切行わないことを選択しました。当社は最近、ビットコイン財務方針として完全なHODL(保有し続ける)アプローチを採用しました。

今後は、当社の事業で採掘したすべてのビットコインを保持し、さらに定期的に市場でビットコインを購入していく方針です。

報告書では、同社の7月の採掘実績が前月を大きく上回ったことも明らかにされています。ブロック獲得数は27%増加し、ビットコイン生産量も17%増の692BTCに達したとのことです。また、平均稼働ハッシュレートは5%増の27.5EH/sを記録していると報告されています。

ビットコイン価格の下落により、多くのマイニング業者が採掘を控える中、同社は積極的な事業展開を続ける方針を示しました。そして7月25日にMARAは1億ドル相当のビットコインを購入したことを発表しています。

ビットコインHODL戦略を採用する企業は徐々に増えてきており、最近ではマイクロストラテジーやメタプラネットなどもビットコインの買い増しを進めています。

MARAのHODLアプローチと他社の大規模な資金調達計画は、機関投資家のビットコインへの関心が依然として高いことを示唆しています。これらの動きは、ビットコイン市場の長期的な展望に対する機関投資家の姿勢を示唆しており、今後の市場動向に大きな影響を与える可能性があります。

こうした大手企業の戦略が仮想通貨エコシステム全体にどのような影響を及ぼすか、今後も注目が集まります。

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MARA公式発表