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ブラジル仮想通貨市場に新風、ブラックロックの「イーサリアムETF」が上場

2024年8月28日、ブラジルの証券取引所B3に世界最大の資産運用会社ブラックロックが提供するイーサリアム(ETH)上場投資信託(ETF)が預託証券として上場しました。この動きは、南米最大の経済大国であるブラジルの仮想通貨市場に新たな刺激を与えています。

地元メディアの報道によると、ブラジルの個人投資家・機関投資家は現地時間2024年8月28日から「ETHA39」というティッカーシンボルでiShares Ethereum Trust(ETHA)を取引できるようになっているとのことです。

ブラジルは、証券取引所での仮想通貨関連商品の取引を比較的早い段階で認めた国の一つです。B3のディレクター、フェリペ・ゴンサルヴェス氏の話によると、現在約18万人の投資家が55億ブラジルレアル(約140億円)相当の仮想通貨商品を保有しているそうです。

さらに興味深いことに、2024年の最初の5か月間で仮想通貨取引量が60億ドル(約870億円)に達し、前年より30%も増加しました。この成長ぶりは、ブラジル市場での仮想通貨への関心の高まりを物語っています。

面白いのは、このETFの株式が元の価値の3分の1の価格で提供される点です。これにより、より多くの人がイーサリアム市場に足を踏み入れやすくなりそうです。管理手数料は年間0.25%ですが、取引開始から1年間、または運用資産が25億ドル(約360億円)に達するまでは0.12%に抑えられます。

ブラックロックのブラジル担当ディレクター、クリスティアーノ・カストロ氏は、「私たちの狙いは、投資家が資本市場でこれらのデジタル商品に簡単にアクセスできるようにすることです」と語っています。同社は数か月前にもiShares Bitcoin Trust(IBIT)をブラジルで上場しており、その成功を受けて今回のイーサリアムETF導入に至ったようです。

この新しいETFの登場で、ブラジルの投資家は合計15もの仮想通貨関連ETFや預託証券を選べるようになりました。加えて、2024年7月には世界で初めてのスポットソラナベースのETFが現地当局に承認され、近々取引が始まる見込みです。

ブラジル市場での仮想通貨投資の広がりは、世界的な潮流を反映しています。特に、ブラックロックのような大手金融機関の参入により、仮想通貨投資の信頼性が高まると期待されています。今後、他の新興市場でも同じような動きが加速する可能性があり、世界の仮想通貨市場のさらなる成長が見込まれます。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=146.21円)

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Souce:InfoMoney報道
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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