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国内ライトニング関連企業「Nayuta」事業終了を発表|ウォレット関連で重要報告も

Nayuta(ナユタ)が事業終了を発表

ビットコインのLightning Network(ライトニングネットワーク)に関する開発を行なっているNayuta(ナユタ)は2024年9月13日に、Nayutaの事業終了を発表しました。

Nayutaは2015年に設立され、Lightning Networkのプロトコル策定の活動だけではなく、アプリケーション開発などもグローバルに手がけてきた福岡を拠点とする企業です。

同社は国内でも知名度が高いブロックチェーン企業で、直近でのリリースも多いことから注目の目が集まっていました。

Lightning Networkはビットコインブロックチェーン外でのオフチェーン取引を実現し、ビットコインの決済速度向上や少額での決済、安価な送金手数料を実現した技術です。

Nayutaは2023年11月に仮想通貨取引所のライセンス企業に対してLightning Network機能を提供する事業を開始しており、Lightning Networkのアプリケーションを簡単に開発できる「Nayuta LN environment(ナユタLNエンバイロンメント)」をリリースしています。

事業終了の理由は?

Nayutaが事業を終了する理由については、代表取締役CEOである栗元憲一氏の健康状態が要因だと説明されています。一定期間の休養が必要で、従来の業務を行うことは難しいと判断したとのことです。

Lightning Networkに関するビジネスは現在カストディアルLightning Networkで中心に行われる状況ですが、ノンカストディアルLightning Networkに移行途中でした。

しかし、健康上の都合などから移行を完了することは非常に難しい状況にあるため、今回の事業終了が決定されたとのことです。

3ヶ月後にLSPノードを停止

事業終了に伴い、Nayutaは3ヶ月後にLSPノードを停止する旨を発表しました。Nayuta WalletでのLightning Networkでの送金も不可能となります。

ベースレイヤーにおける手数料以下の保持金額はビットコインブロックチェーン上から動かせなくなるため、3ヶ月期間以内の移動が推奨されています。

Nayuta Walletで保持しているビットコインはLightning Networkを経由して他のウォレットに送金されます。

正式なNayuta Walletのクローズに関しては、Nayutaのブログやテレグラムにて発表される予定です。

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Souce:Nayuta公式ブログ
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Nayuta公式発表から引用