2024年の仮想通貨市場でミームコインが台頭、投資家関心の30%以上を占める
ミームコイン、仮想通貨市場で急成長
仮想通貨に関する様々なリアルタイムデータを発信しているCoinGecko(コインゲッコー)は2024年12月26日に、今年の仮想通貨市場において投資家関心の30.67%をミームコインが占め、前年の約16%から急増したことを明らかにしました。
レポートによると、特に主要なミームコインが14.36%の投資家関心を獲得し、前年の8.32%から大幅に伸びていることが報告されています。CoinGeckoはこの現象を「投機的な仮想通貨への高い需要が引き続き存在していることの表れ」として分析しています。
2024年の仮想通貨トレンドTOP20(画像:CoinGecko)
代表的な例として、シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)やドージコイン(Dogecoin/DOGE)が引き続き人気を集めていますが、それに加えて、動物や有名などをテーマにした新興ミームコインが次々と登場しました。
これらのトークンは特定のテーマやユーモラスな要素を取り入れることで、幅広い投資家層の注目を集めています。
ミームコインと主要プラットフォームの成長
ミームコイン人気の高まりは、ソラナ(Solana/SOL)やBaseといったブロックチェーンプラットフォームにも影響を与えています。
ソラナはその高速かつ低コストな取引機能から、ミームコインプロジェクトの基盤として多くの支持を集め、ソラナ関連の投資家関心は全体の14.30%を占めました。なお、そのうち半分以上が、ソラナ上で稼働するミームコインに向けられていることも明らかにされています。
一方、米国大手取引所coinbase(コインベース)が支援するL2ネットワーク「Base」では、開発者の参入が容易な環境が評価され、Base関連の投資家関心が4.87%に達しています。
Baseエコシステムで新たに立ち上げられたミームコインが、2024年後半には取引量を大幅に拡大させたことも大きな注目を集めました。
これらのプラットフォームは、ミームコインの人気を追い風に成長を加速させることが期待されていますが、ミームコインは価格変動が特に激しい仮想通貨としても知られているため、今後の市場動向を慎重に見守りつつ、リスクも考慮して投資戦略を立てることが重要です。
2024年のミームコインブームは、来年以降も仮想通貨市場に影響を与え続けると予測されています。これにより、既存プロジェクトと新興プロジェクトの競争が激化する一方で、新しいユースケースの発展に期待が寄せられています。
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Souce:CoinGeckoレポート
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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