マルティネス氏が警鐘「ドージコインは上昇準備段階」
Xで15万人超のフォロワーを持つ著名アナリスト、アリ・マルティネス氏は2025年10月3日、仮想通貨ドージコイン(DOGE)が長期的な上昇チャネルの蓄積ゾーン(買いエリア)にあると指摘し「過去のパターンが繰り返されれば、ブレイクアウトが近い」との見解を示しました。
同氏は、Xの投稿で「ブレイクアウトが近づいている。警戒せよ」と呼びかけ、ドージコインの投資家に注意を促しています。
Dogecoin $DOGE is still in the accumulation phase. The breakout is coming. Stay alert! pic.twitter.com/z3eNhNa8Dp
— Ali (@ali_charts) October 3, 2025
ドージコイン $DOGE はまだ蓄積フェーズにあります。
ブレイクアウトがやってきます。警戒してください!
過去パターンから見るドージコインの強気チャネル推移
今回マルティネス氏が注目する「上昇チャネル」とは、価格が上下に平行なトレンドラインに挟まれて推移するテクニカルパターンで、トレンドラインが右肩上がりのものを指します。
チャネル上限は抵抗線(レジスタンス)、下限は支持線(サポート)として機能する傾向があり、価格が上限を明確に上抜ければ強気のブレイクアウト(上昇トレンドの加速)を示唆します。
マルティネス氏が投稿しているドージコインの週足チャートを見ると、過去約10年間にわたりこの上昇チャネル内で価格が推移してきました。ただし、年初には一時的にチャネル下限を割り込む下落が発生しました。
画像:マルティネス氏X投稿
マルティネス氏は、それが直ちに弱気転換(下降トレンド入り)を示すものではないと指摘しています。
過去にも同様の一時的な下抜けが何度かあり、そのたびにチャネル下限付近と下方の平行支持線との間に形成されるゾーンで下げ止まり、いわゆる歴史的な強力な買いゾーンとなってきたと説明しています。
DOGE強気局面入りは目前か、マルティネス氏が警戒呼びかけ
実際、ドージコインは今回も買いゾーン内で下げ止まり、価格は安定しています。過去のパターン通りであれば、ここから上昇に転じて再びチャネル内へ復帰し、新たな強気局面が始まる可能性があります。
マルティネス氏は、過去にドージコインがチャネル内へ回復するたびに著しい価格上昇(大幅な利益)が生じた点を強調しており「今回もブレイクアウト目前」との見方を示しました。
こうしたテクニカル的分析に基づき、同氏は投資家に対して改めて警戒を怠らないよう呼びかけています。
DOGE_ETF、米国市場で取引開始
ETFが追い風、ドージコイン相場に強気サインか
強気10月相場「Uptober」でDOGEが上昇基調に
直近の仮想通貨市場は「Uptober(アップトーバー)」と呼ばれる10月相場の強気ムードに入りつつあり、ビットコイン(BTC)の急騰の流れに乗って主要アルトコインも上昇基調を強めています。
この流れを受け、ドージコインも10月初めから価格を押し上げ、記事執筆時点では0.25ドル前後(約38円)で推移しています。
市場分析によれば、ドージコインは6月以降の上昇チャネル内で堅調に推移する一方で、依然として0.30~0.32ドル(約44~47円)付近の強固なレジスタンス(抵抗帯)を明確に突破できておらず、これらを超えた場合、本格的な上昇トレンドが持続する可能性が高まると指摘されています。
ETFとチャートの好転でDOGE市場が活性化
また、9月18日には米国で初となるドージコイン連動型の現物ETF「REX-Osprey DOGE ETF(ティッカー:DOJE)」の取引が開始されるなど、ドージコインを取り巻く環境に新たな追い風も吹いています。
DOJE取引開始のニュースは仮想通貨市場の関心を集めており、今後の資金動向次第ではDOGEへの資金流入拡大につながる可能性も示唆されています。
チャート上の強気サインと外部環境の好材料が揃いつつある中で、ドージコインがマルティネス氏の警告どおり上昇チャネル内へのブレイクアウトを果たすかどうか、引き続き注目が集まっています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=円)
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Source:アリ・マルティネス氏X高騰
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用



























