Morgan Stanley:仮想通貨の専門家をCredit Suisseから獲得|デジタル資産部門のトップに任命
世界最大の投資銀行の1つであるMorgan Stanley(モルガン・スタンレー)が、金融複合企業である「Credit Suisse(クレディ・スイス)」に勤めていたビットコイン(BTC)や仮想通貨の専門家であるAndrew Peel(アンドリュー・ピール)氏を雇用したことが明らかになりました。
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資産総額8,580億ドル(約95兆円)で米国の銀行の中でも第6位にランキングされているモルガン・スタンレーは先月、ビットコインや仮想通貨の専門家であるAndrew Peel(アンドリュー・ピール)氏を「デジタル資産市場」のトップに任命しました。彼は同社のチューリッヒとロンドンにあるオフィスに配属されています。
ピール氏は以前、スイスに本社を構える世界最大規模の金融複合企業であるCredit Suisse(クレディ・スイス)に12年間勤務しており、セールス&トレーディングのイノベーション担当副社長も務めてました。同氏は様々なメディアでビットコインや仮想通貨取引に関する専門的な知識を有していると報じられています。
ピール氏がデジタル資産市場のトップとして、具体的にどのような役割を担ってくるのかについては、今のところ明らかにされていませんが、彼を採用したことによって、今後モルガン・スタンレーがどのような取り組みを行なっていくことになるのかに対する機関投資家からの注目が集まっています。
Goldman Sachs(ゴールドマン・サックス)のようなモルガン・スタンレーの競合企業はすでにビットコイン取引などのサービスの提供を開始すると発表しており、BlackRockのような世界的な資産運用会社も仮想通貨の資産クラスが無視できない存在であることを認めています。
仮想通貨関連の専門知識を持っている人材を獲得することは、現在の金融業界でも特に重要な課題となっているようです。今後もこのような移籍の発表は続いていくことが予想されます。
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