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ブロックチェーンで管理する百科事典「Everipedia」リリース|IQトークンで報酬も


Wikipedia(ウィキぺディア)のブロックチェーン版とも言われるピア・ツー・ピア(P2P)のオンライン百科事典「Everipedia(エヴァリペディア)」が8月9日に公開されました。イオス(EOS)のBlockchain上で公開されているこのサービスでは、記事編集者への報酬として使用される『IQトークン』を発行しています。

こちらから読む:Everipediaの特徴となるブロックチェーンとは?技術の基本から学ぶ

Everipedia(エヴァリペディア)とは

Everipedia(エヴァリペディア)は、現代社会のために新しく作成された次世代型の百科事典です。
Wikipediaのように世界中に公開されているこの百科事典は、すでに600万件を超える記事が作成されており、無料で閲覧することができます。

Wikipediaの問題点を解決

Everipediaは現在、イオス(EOS)のブロックチェーン上で公開されており、すでに8,000人のユーザーが参加しています。最高情報責任者(CIO)には、Wikipediaの共同設立者であるLarry Sanger(ラリー・サンガー)博士が就任していることもあり、注目が集まっています。

Wikipediaは世界的中で最も多く利用されているオンライン百科事典として現在も愛されていますが、誤った情報が記載されていることもあったため、以前からそれらの問題点を指摘する意見も見られていました。

また、Wikipediaは非営利団体である「ウィキメディア財団」によって運営されているため、資金面は外部からの寄付に頼っている現状があるため、複数の問題なのも発生していました。

Everipediaは、このような問題に適切に対処するために、ネイティブトークンである『IQトークン』を発行しています。

IQトークン

『IQトークン』は、正確な情報を収集して正しく分類し、より適切な情報としてEveripediaで共有したユーザーに対する報酬として支払われます。

IQトークンが配布されることによって、Wikipediaの問題点として挙げられてきたいくつかの問題点を解決できることが期待されています。

Everipediaの利点

サンガー博士は、Everipediaの分散型ネットワークが持つ利点について、次のように説明しています。

ネットワークは分散化されているので、Everipedia以外の複数の百科事典からの記事を集めることになります。

これによって同じトピックに関する異なる記事を掲載することができるため、最終的には様々な分野の人物、グループ、および専門家によって評価された、同じトピックに関連する違う記事を探すことができる評価システムが完成します。

Everipediaが発表された当初は、イーサリアム(ETH)のブロックチェーンを使用することが予定されていましたが、スケーラビリティなどの問題を考慮した結果、イオス(EOS)のブロックチェーン上で公開することが決定されました。

複数の言語にも対応

現時点は英語での記事が主流となっていますが、綺麗な文章で解説されているためGoogleの翻訳機能などを使うことによって、内容も理解しやすい文章となっています。今後さらに記事の編集者が増えることによって、内容もさらに充実して、急速に発展していく可能性も秘めています。

すでに20ヶ国語以上のページが開設されているため、今後もさらに多くの国の言語にも対応していくことになると考えられます。日本語版の編集者も必要になると考えられるため、興味のある方は今のうちからEveripediaを閲覧しておくと良いでしょう。

オンライン百科事典として不動の地位を築いてきたWikipediaの競合となる可能性を秘めているEveripediaには、大きな注目と期待が集まっています。

詳しくはEveripediaの公式サイトをご覧ください