
ロシア「Ulmart」ビットコイン決済を決定
2008年に設立されたオンライン小売業サイト「Ulmart(ウルマート)」は、ビットコインでの決済を 2017年9月1日からスタートさせる方針を発表した。プレリリースでは高価な商品からビットコイン決済を可能にしていくようだがUlmartは、現在ロシア政府と法的な競技を進めていると話している。Ulmart はオンラインで月間 2,000万人の利用者、1日「30,000件」の注文、1200万の商品とサービスの販売が行われ、またロシア全土240の都市部、町に実店舗が存在するロシア最大のオンライン小売業者である。同社は今回の一件に関して下記のように発表した。
現在、ウェブサイトにすでに掲載されている商品に加え、在庫が増え続けているジャンルの市場も用意がある。年末までに中間業者の売り手からさらに100万件の商品が供給される可能性がある。
ロシアはビットコインに反対ではなかったのか?
ロシア政府は過去にビットコインの全面的な禁止を発表しており、ビットコインについては反対・非合法の立ち位置をとっていた。一番の問題は、ロシア憲法に「Ruble(ルーブル)が唯一の通貨であり、通貨の発行者はロシア銀行のみである」と書かれていることである。
ロシア国内ではビットコインの存在自体が“違憲”になってしまう可能性が高く、2014年2月にはマネーロンダリング・テロ資金供給に使用できる危険性について警告を出していた。賛成派と反対派が現在までビットコインのその合法性について長期間協議し、現在、ロシア外務省ではビットコインを外国通貨として取り扱うことが決定しており、2018年には正式に取り扱いが可能になる方針を出している。今回の件に関して、Ulmart最高責任者 Dmitry Kostygin(ブライアン・キーン)氏は、
ロシア政府がビットコインの見直しに関して新しい発表を歓迎すると同時に、政府と協力して大きな役割を果たす。ビットコインはスマートな経済と都市を開発する一環であり、このプロセスにおいてビットコインが主要な役割を果たす。
とロシア政府に感謝の意と今後の展望を簡単にだが述べている。Ulmartでは中間の小売業者も商品の出品もできるため、9月1日以降ロシア国内の経済の活発化とビットコインの普及率が伸びていく可能性が非常に高い。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
関連のある仮想通貨ニュース

シンクロライフ:貯めた仮想通貨で「サーティワンなどのeギフト購入」が可能に

ビットコイン、次の強気相場で「1,000万円到達」の可能性|プロトレーダーが価格分析

CARDANO創設者「30億人に新たな金融システムを」ADAは次世代の暗号資産に

LINE:参加費無料の「ブロックチェーン開発者向けオンラインイベント」初開催

【日本国内初】一般個人投資家向け「不動産STO」実施:葉山の古民家宿づくりファンド

Flare Networks「ライトコインの統合」を発表|Sparkトークン(FLR)配布も予定
注目度の高い仮想通貨ニュース
仮想通貨ニュース | 新着記事一覧
仮想通貨まとめ一覧

暗号資産「ポルカドット(Polkadot/DOT)」とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

暗号資産「ステラ(Stellar/XLM)」とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

ステーブルコインとは?「種類・特徴・違い」などを初心者向けにわかりやすく解説

日本国内取引所「XRP関連サービス一時停止」に関する発表まとめ【随時更新】

暗号資産「テザー(Tether/USDT)」とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説
