イーロン・マスク氏のSpaceX社がステーブルコイン活用
SpaceX社がステーブルコインを活用
シリコンバレーのベンチャーキャピタリスト、チャマス・パリハピティヤ氏が2024年12月23日に、イーロン・マスク氏のSpaceX社が為替リスクを回避するためにステーブルコインを使用していることをポッドキャスト「All-In」で明らかにしました。
SpaceX社は、主に宇宙ロケット開発や衛星通信の打ち上げなどの産業に力を入れている企業で、民間での有人宇宙飛行のために開発を進めている企業として知られています。
ポッドキャスト「All-In」で語られた内容によると、SpaceX社の傘下で衛星インターネットサービスを提供している「Starlink」が、新興国から支払いを受ける際にステーブルコインに変換して、その後米ドルに再変換するという仕組みを採用しているとのことです。
ステーブルコインは、ビットコイン(BTC)などの仮想通貨と違い激しい価格変動がなく価格が安定しているため、決済手段として適していることもあり、SpaceX社はステーブルコインを活用するようになりました。
また、Starlinkは「世界中で高速インターネットアクセスを提供する」という使命を掲げているため、ステーブルコイン活用によるデジタル上でのスピーディな支払い方法はその使命と一致しています。
ステーブルコイン決済の将来性
ステーブルコインは現在急速に進化し続けており、多くの投資家や金融機関から高い注目を集めています。
今回のSpaceX社がステーブルコインを活用した事例は、国際取引での為替リスクの回避や決済の効率化に繋がる革命的な事例の1つとして世界中で関心を向けられています。
すでにステーブルコインを活用している金融機関はいくつか存在しており、PayPalやVISAなどの大手企業もステーブルコインの活用を検討している状況です。
ステーブルコイン市場の成長に伴って活用する企業は増加していますが、規制や課題などがまだ多くあるため、今後ステーブルコインを多くの企業やサービスで活用していくためには安全な規制や課題解決が大切です。
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Souce:All-In
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用