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ビットコイン8月1日問題の具体的な3つの対策方法

ビットコインの今後を決定づける 8月1日が近づくにつれ、価格の大幅な下落や多くの情報が錯綜したりとビットコイン市場はやや混乱気味だ。
「 8.1問題」に関して「なぜ問題が起きているのか?」を技術的、政治的に解説しているサイトは多く存在しているので、今回この記事ではその内容については取り扱わない。
ここでお話しするのは「では実際に何をしたら良いのか?」という具体的な行動指針をお話していく。
「ビットコイン価格が下落して夜も眠れない」という方はご参考までに。
もちろん、今回の一連の事件で専門的な知識を入れて置くことは大切な事なので、詳しく解説しているサイトを読み込んで置いて損はないと考える。
当サイトでも以前ご紹介しているので、今後のビットコインがどうなるか?を知りたい方はこちらの記事もあわせて読んで置くことをオススメする。
→「ビットコイン分裂の危機、8月1日に何が起きるのか?(専門用語無しで解説)

ビットコイン「8.1問題」対策方法

「 8.1問題」対策案だが、非常にシンプルな方法になる。
一言で言えば下記の3点だ。
1. ハードウォレットに保管
2. 現金に変える
3. アルトコインへ逃がす
それぞれの対策案のメリット・デメリットを話していく。

ハードウォレットに保管

こちらが最も確実にビットコインを守る方法になる。
今回のような、ブロックチェーンのシステムで巻き起こる問題とはビットコインが切り離されるため確実に保管が可能となる。
注意すべきなのは、「アプリ型ウォレット」を使用しているユーザーだろう。
取引所保管は当然やってはいけないが、このアプリ型ウォレットもブロックチェーンの影響を受けるので注意が必要だ。
必ずハードウォレットでの保管をする事。
この対策方法デメリットとしては、現在ハードウォレットを持っていないユーザーは対策ができない事だ。
ハードウォレットでの保管をしたい場合は、Amazonで在庫が残っているので急いでご購入を。

ビットコインを現金に変える

こちらも確実な方法のひとつだ。
ビットコインを一度円に逃がして、騒動が落ち着いてからビットコインを買い戻せば良い。
デメリットとしては、ビットコインへの投資で利益が出ている場合は利確になるため税金がかかる事。現状含み損が出ている方は損切りをしなければならない事だ。
特に今はビットコイン価格の下落っぷりが凄まじいので、後者の状態になっている方は少なくないはずだ。
現状、含み損が出ている場合の対策としてはなるべく早く損切りをして、騒動後の価格が戻ってくるタイミングで早めに買い戻して価格上昇に乗った方が良いが、
やはり相場を見極める力が必要になるので、ややリスクが伴ってくる。

アルトコインへ逃がす場合

こちらはビットコインをその他の暗号通貨へ逃がしておいて、騒動が沈静化した時にビットコインに戻す方法だが、
こちらもデメリットとしては、その他の暗号通貨の価格の上下に資産量が左右されてしまうリスクがある。
現状ビットコインの下落に引きづられてアルトコインも軒並み下落しているので、判断が難しい状況だと言える。
ただアルトコインへ避難させるなら信用度の高い通貨へ避難させることをお勧めする。
ICOバブルに乗ったコインなどは下落する確率が高いので、資産の保有という点ではお勧めできないからだ。

ビットコイン8月1日問題後について

こちらは8月1日以降の動向だが、まず問題が沈静化するまではビットコインを動かすのは危険なので、取引はしばらくは行ってはいけない。
せっかくビットコインを購入したのに「取引がなかったこと」になる可能性が高いからだ。
※詳細はこちらの記事に→「ビットコイン分裂の危機、8月1日に何が起きるのか?(専門用語無しで解説)
取引をしない方が良い期間は「数時間〜数日」ほどなので、焦る必要はないと考える。
最後に「 8.1問題」だが、今回の件でビットコインが抱えるブロックチェーン問題の根本的な解決にはなっていない。
現在ビットコインは、システム改善をスムーズに行えない事態に陥っている。
原因としては覇権を握りたいマイナー、非中央集権化の達成で民主的なシステムにしたいユーザー、コア開発者などの思惑が複雑に絡み合っているからだ。
ビットコインの最大のテーマである完全な非中央集権化にするにはまだまだ時間がかかりそうだ。
ただ、ビットコインのこうした問題は過去に幾度も起きており、その度にビットコインは価格の下落と上昇を繰り返しつつもシステムを維持してきたので、
今回も対策さえしっかり行えば、長期ホルダー、ユーザーにとってはさほど大きな問題にはならないと考えられる。
ただ、ブロックチェーンに関する問題は早めに解決していただきたいと 1ユーザーとして強く願う。