EUを業界リーダーへ「欧州ブロックチェーン協会」を設立|Ripple・CARDANOなど4企業

by BITTIMES

ブロックチェーン業界を代表するリップル(Ripple)、ネム(NEM)、EMURGO/CARDANO、Fetch.AIという4つの企業は、EU(欧州連合)で分散型台帳技術(DLT)や関連するテクノロジーの理解を深め、ヨーロッパに健全な規制環境を構築し、それらの地域を業界のリーダーとしてさらに発展させていくことなどを目的とした「Blockchain for Europe(BFE)」協会を設立しました。

こちらから読む:ブロックチェーンパートナーシップを拡大する「EU」関連ニュース

適切な「ブロックチェーン規制環境」構築を支援

Regulation

Blockchain for Europe協会の目標は、分散型台帳技術(DLT)やブロックチェーン技術の本質と可能性に関するEU加盟国機関の理解を深めつつ、今後構築されていく規制が欧州のイノベーションを確実に促進していける環境を築いていくことだと説明されています。

NEMは公式ブログの中で、欧州における政策論議には"ブロックチェーン部門外"の人々による矛盾した情報が含まれており、現在はその中で合意に達することに挑戦していると説明しています。

今回設立された協会のメンバーである
リップル(Ripple)
ネム(NEM)
EMURGO/CARDANO
・Fetch.AI
という4つの組織はブロックチェーン技術を基盤として活動する業界のリーダーであり、「欧州がブロックチェーン技術の世界的リーダーになる」という共通のビジョンを共有しています。同協会は、欧州の規制がブロックチェーン技術の発展を促進し、地域のイノベーションを加速させるものになるような最適なものになるように支援を行なっていくと説明しています。

欧州をブロックチェーン技術の先駆者に

EU-blockchain

Blockchain for Europe協会は、2018年11月27日に4つの欧州議会グループと共にブロックチェーンサミットを開催しました。このサミットには世界各地の関係者が参加し、ガバナンス、医療、輸送、貿易、アイデンティティ、金融市場インフラストラクチャ、仮想通貨・トークンなどの問題についての議論が行われ、企業や政策立案者が透明性を保って業務に取り組む際にブロックチェーン技術を取り入れることによって得られるメリットなどが挙げられました。

同協会の創設メンバーの代表者たちは、今回の協会設立やそれに関する今後の目標について以下のように語っています。

Ripple:欧州規制関係責任者

Rippleの欧州規制関係責任者であるDan Morgan(ダン・モーガン)氏は次のように述べています。

Rippleは同協会の創設メンバーであることを非常に嬉しく思っています。

今は欧州の政策立案者がブロックチェーンやデジタル資産のメリットを活かす適切な規制枠組みを策定するための重要な時期です。

欧州NEM財団:共同設立者

欧州NEM財団の共同設立者であるKristof Van de Reck(クリストフ・ヴァン・デ・レック)氏は、ブロックチェーンや分散型アプリケーション(DApps)に関する偏よった情報が多いことを指摘した上で次のように述べています。

私たちは他の企業や利害関係者と協力して、それらの情報が特定の組織や利害関係者の行動計画にあったものではないことを伝え、誤解を解消することを目指しています。

Fetch.AI:共同設立者兼CTO

Fetch.AIの共同設立者兼CTOであるToby Simpson(トビー・シンプソン)氏は次のように述べています。

これは多くの人々の生活に大きな変化をもたらす分野において、欧州の政策を導いていくための重要な機会です。機械学習、人工知能(AI)、分散型台帳技術などの技術の融合は、テクノロジーを世の中で効果的に役立てていくための機会を提供します。

EMURGO:最高情報責任者(CIO)

EMURGOの最高情報責任者(CIO)であるManmeet Singh(マンミート・シン)氏は、次のように述べています。

私たちはカルダノの技術を世界中に広げることを使命とするEMURGOの取り組みの一環として、欧州機関と協力して"ブロックチェーン技術"が世界中で採用されるようになるための規制やルール作りに熱心に取り組むと共に、第3世代のブロックチェーン技術であるカルダノの影響力を拡大することに努めています。この全てはEU当局のリーダーシップの下にあります。

NEMは公式発表の中で、「Blockchain for Europe」は政策立案者、業界関係者、学界とさらに対話を進めていくことを計画していると説明しており、欧州がブロックチェーン技術の先駆者となれるよう貢献したいと考えていると述べています。

Ripple、NEM、CARDANOは以前から世界各国で協力関係を強めており、それぞれでコミュニティの強化に取り組んできました。Rippleは国際送金の分野において世界中の銀行や金融機関との協力を強めており、NEMはアジア全般で国家レベルのプロジェクトに取り組み、CARDANOはアジアや南米などを中心にプロジェクトを拡大しています。

仮想通貨、ブロックチェーン業界を代表するこれらの組織が協力することによって、今後EU諸国はよりブロックチェーンフレンドリーな地域として業界を牽引していくことが考えられます。

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