ビットコインキャッシュクラシック(BCHC)は、ビットコインキャッシュ(BCH)がハードフォークを行なった後に誕生する可能性が出てきた暗号通貨です。
クラシックとは言っていますが、クラシックの方が新しい暗号通貨扱いになります。
現状、ビットコインキャッシュクラシックは誕生していませんが、ハードフォークは成功していますので、いつブロックチェーンの分岐が起きて誕生してもおかしくない状況です。
「ビットコインやらビットコインキャッシュやらクラシックやら、最近の暗号通貨業界にはついていくだけで精一杯です!」
という人もたくさんいらっしゃると思いますので今回は、
ビットコインキャッシュクラシックとはどのような特徴を持った暗号通貨なのか?
なぜハードフォークをしてまで作る必要があったのでしょうか?
これらの疑問を解決するためのレポートにしていきます。
ビットコインキャッシュクラシックとは?
ビットコインキャッシュクラシック(BCHC)は、ビットコインキャッシュ(BHC)が抱えていた「マイナー安定しない」という問題を解決するために作られた通貨です。(予定)
ビットコインなどの暗号通貨は「ブロックチェーンに取引データを書き込むマイナー」が「安定的に多数いることで」初めて通貨として安定します。
マイナーがブロックチェーンに書き込んで初めて、「取引」として認められるからです。
もともと、ビットコインキャッシュは「 12時間で 6ブロック生成されなければマイニング難易度を最大 20%下げる。」という仕組みで運用されていました。
これは「マイニング難易度が下がった瞬間を狙ってマイニングすれば、利益が最大 125%増加する。」ということです。
当然、このビットコインキャッシュのマイニング難易度が下がった瞬間を狙って(正確にはシステムが効率性を判断して)
その瞬間にだけ、マイナーが集中し、一気にマイニングされ出す。という問題を抱えていました。
これは「 取引が最大 12時間反映されない」という可能性が常に存在するため、暗号通貨としては大きな欠陥です。
安定的にマインングをしてくれるマイナーの多さは、そのまま「通貨の安定度」とイコールなんですね。
そこで、「マイニング難易度の変更」を「 1ブロックごと( 10分ごと)」に行えるようにしたのが、今回のビットコインキャッシュのハードフォーク「ビットコインキャッシュクラシック(予定)」だということです。
マイニング難易度は、過去24時間( 144ブロック)の計算量によって決定されます。
これによって、マイニングの集中化を防ぎ、安定的な取引処理を行いつつも、さらに迅速に市場に対応しつつ、平均化されるように設計されています。
もちろん、ビットコインキャッシュ最大の特徴である「 8MB ブロックサイズ」は、維持されます。
ビットコインキャッシュクラシックの今後
現状、ビットコインキャッシュのハードフォークは成功しましたが、ブロックチェーンの分岐は起きていないため、ビットコインキャッシュクラシックの誕生はどのように転ぶのかはわかりません。
あくまでビットコインキャッシュの動向を見守り続ける必要がありそうです。
すでにビットコインキャッシュのノード(ネットワークに参加している機器)の 80%は対応しているようですが、まだどのようになるのかは、市場と運営側次第ですね。
どちらにせよ、新しいアルトコインの誕生と、そこに新たな価値が誕生するということは市場にとってはプラスであると考えて良いでしょう。
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