コインチェック社から流出した仮想通貨ネム(NEM)が、1万円程度をほかの口座に移す動きが14回にわたって続き、流出したネム(NEM)は現段階では19口座に分散されました。
一つの口座に流出した後に、一部を残して9口座に分散されたネムは、流出から4日後の30日夜にさらに9口座に送金していた。31日夜の時点では19口座が使われています。
犯人が資金移動の方法を模索していることが予想され、不特定多数の口座を巻き込む事で追跡を難しくしようとしていることが疑われます。
こういった動きを受け NEM 財団は、詳細についてはセキュリティー上の問題から明らかにできないとしたうえで
「流出したNEMが少額ずつ複数の口座に分散されている動きは把握している。NEMの動きを追跡する取り組みは現在も進行中だ。流出したNEMはどこの取引所にも持ち込まれていない。これだけ大量の仮想通貨をひそかに換金することは非常に困難だ」
と語っています。
もし自分のウォレットに予期せぬNEMの送金があった場合には注意が必要かと思われます。