ビットコイン女子が増加傾向、1年間で「3倍」に|暗号業界の管理職でも活躍
ビットコイン(Bitcoin/BTC)や仮想通貨(暗号資産)に関わりを持つ人々の多くは「男性」であると言われてきましたが、ここ最近では男女の割合にも変化が見られ始めているようです。2018年時点でビットコインコミュニティに関与している女性の数は「3%」ほどだと言われていましたが、仮想通貨情報サイト「Coin.Dance」のデータではその割合が「10%」近くまで増加していることが報告されています。
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BTCコミュニティに関与する女性「3%→9.91%」に
世界人口の約半数は女性であると言われていますが、仮想通貨業界に関わっている女性の数は依然として10%にも満たないということが以前から報告されており、仮想通貨業界では「今後の発展には女性の関与が必要不可欠である」という指摘が度々なされています。
2018年時点でビットコインコミュニティに関わっている女性の数は「全体の約3%である」と報告されていましたが、仮想通貨情報サイト「Coin.Dance」のデータによると、2019年6月時点ではその数は3倍にまで増加しており、女性の数が「全体の9.91%」に達していることが報告されています。
ビットコインコミュニティに関与する男女の割合(画像:coin.dance)
国内外で「仮想通貨女子」が活躍
1年間でこれだけの増加が見られたことをは業界にとって、非常に良い兆候であると考えられます。最近では、仮想通貨関連事業に携わっている女性がメディアに登場することも増えてきており、日本では「ミス・ビットコイン」としても知られる「株式会社グラコネ」の代表取締役:藤本 真衣(ふじもと まい)氏などが様々な場面で活躍しています。
また、海外ではJPMorgan(JPモルガン)のブロックチェーン部門で役員を務めていた経歴を持つAmber Baldet(アンバー・バルデ)氏なども広く知られており、Lightning Labs(ライトニングラボ)のCEOであるElizabeth Stark(エリザベス・スターク)氏なども活躍しています。
一般的に「仮想通貨女子」とも言われている"仮想通貨に投資している女性"の数も順調に増加していることが以前から報告されており、昨年6月にはイギリスの取引所であるロンドン・ブロック・エクスチェンジ(LBE)が「仮想通貨に投資している女性の数は、6ヶ月間で"6%から13%以上"にまで増加している」と報告していました。
このようなことを踏まえてみると、ここ数年の間で女性ユーザーの数が急速に増え始めていると考えられます。
「ビットコイン女子」が増加している理由とは?
ビットコイン自体は性別に関係なく利用できる技術であるため「女性ユーザーの数が少ない理由」として挙げられる具体的な項目はありません。一部では「仮想通貨業界では女性を軽視する風潮がある」とも言われていましたが、現在はそのような傾向もなくなりつつあるのかもしれません。
大手仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)は、昨年12月に同社の管理職メンバーの中に多くの女性を登用していることも発表しており、同社で働く女性メンバーの画像も公開されています。
BINANCEで働く女性メンバー(画像:binance.com)
また、最近では仮想通貨決済の普及に伴い、
・カフェやコーヒーショップ
・スーパーマーケットやデパート
・旅行代理店
・ジュエリーブランド
・アパレルショップ
などでもビットコインが利用できるようになってきているため、このようなことも関連していると考えられます。
今後もより多くの女性が仮想通貨に関わりを持つようになり、男女の間で仮想通貨に関する会話が行われるようになれば、仮想通貨市場は一段と活発に成長していくことになると予想されます。
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2019年6月12日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は今月5日に81万円近くまで下落して以降は横ばいの状態が続いており、2019年6月12日時点では「1BTC=866,329円」で取引されています。
2019年5月29日〜2019年6月12日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)
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