仮想通貨取引所「Zaif」を運営するテックビューロは2月20日、16日に発生した「2200兆円分のビットコインの売り注文」について、「システムの異常によるものだった」と説明して謝罪しました。
騒動の発端
Zaifで提供されているサービス「かんたん売買」で、ビットコインの表記が0円になっている事にいち早く気付いた彼は、トラブルシューティングのつもりで大量買いを行ったところ、21億BTC(約2246兆円)を購入する事ができてしまい驚いていると、YouTube上で語っています。
Zaifの対応
Zaifは、異常に対して不具合発生時から対応を開始し、現在は正常稼働しているということです。0円で購入した売買については、システム異常のためとして訂正扱いとし、該当顧客の残高データを修正する対応を行いました。
不具合の対象となった顧客は7人で、うち6人の対応を完了、1人と継続対応中だとのことです。
以下、Zaif公式サイトより引用
16日に発生した異常値の表示に関するお詫びとご報告
2018年2月20日
日頃より仮想通貨取引所『Zaif』をご利用いただき、誠にありがとうございます。
2018年2月16日夕方頃、当社サービスである「簡単売買」上の価格計算システムに不具合が生じ、ゼロ円で仮想通貨の売買が出来る状態が発生しましたこと、また、それに伴い板情報が異常値を示したことに関して、お客様に多大なご心配とご迷惑をお掛けしたことを、深くお詫び申し上げます。
■発生時間
2018年02月16日 17時40分頃 ~ 17時58分頃
(※19:34時分頃、完全復旧)■状況
簡単売買においてゼロ円でも売買できてしまう状態が発生した。
BTC/JPYの板情報に異常な値が表示された。■原因
「簡単売買」の価格計算システムに異常が生じ、webシステム側でゼロ円でも売買できてしまうという不具合が重なり、7名のお客様がゼロ円で仮想通貨を購入してしまった。
一部のお客様がゼロ円で購入した仮想通貨を取引所で売り注文に出されたため、取引板に異常な数値が表示された。■対策
当該システム不具合に対しては、不具合発生中から即時対応を開始し、修正を実施。以降、正常に稼働しております。
ゼロ円で購入された売買については、システムの異常によるものですので訂正扱いといたしまして、お客様の残高データについても修正を行いました。■その後の経過と現状
当該不具合において対象となったお客様は7名様で、うち6名のお客様との対応を済ませており、1名様と継続対応中でございます。また、即時修正し完全復旧しているため、他のお客様への影響はございません。
2月16日のBTC現物の出来高ランキングにつきましても、現在は正常な集計結果を表示しております。
再発防止に努め、今後ともより一層サービス改善に向け取り組んでまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。
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