オーストラリア公立研究大学RMITは国内初となる、「ブロックチェーン技術に関する専用オンライン短期コース」を開始すると発表しました。
このコースは、暗号経済学の思想指導者、研究者、専門家のグローバルチームである「RMIT Blockchain Innovation Hub」と共同開発されているためブロックチェーンの最先端の知識を学ぶことができるとのことです。
また「Stone & Chalk」や「Accenture」などの業界の専門家とも提携して開発されているため、理論的な理解だけでなく使用方法まで学べる実用的な内容となっています。受講期間は8週間となっており、3月19日の開始を予定しています。
これまでにもブロックチェーンや仮想通貨に対して非常に積極的であったオーストラリアですが、今後はブロックチェーンの技術者にも力を入れていくようです。
この件に関しての、関係者からのコメントを以下にまとめています。
関係者からのコメント
RMIT Onlineの最高経営責任者、Helen Souness氏
「Blockchainは、財務、政府、エネルギー、ヘルスケアなどの複数の業界に既に普及しているため、ビジネスの将来において重要な役割を果たします。」
「技術のあらゆる主要な革新には、大きなチャンスと新たなリスクが伴います。RMIT Onlineでは、個人や企業が技術をすばやく理解し、これらの機会を満たす戦略を採用する必要があると考えています。このコースはこれを目指しています。
RMITの副大臣、Martin Bean 氏
「ブロックチェーンは現在、デジタルリテラシーの中核となっているため、業界を重視したプログラムを提供できることを嬉しく思っています。」
Blockchain Innovation Hubディレクター、Jason Potts 氏
「このコースの多くは、幹部やビジネスリーダーがこの新技術の仕組みを理解し、実際にその背景にあるものを理解するだけでなく、ビジネスモデルやビジネス戦略をどのように反映しているかを理解するのに役立ちます。」
メルボルンの公立大学
「ブロックチェーンを理解している企業とこのコースを組みました。ブロックチェーンの基礎から始め、実世界のビジネス戦略を開発するために使用します」
RMITは、カリキュラムの参加者をブロックチェーン産業界と結びつけることで、8週間のコースをできるだけ実践的にする予定です。
オーストラリアの今後は?
これまでのオーストラリアのニュースでは、ビットコイン決済やブロックチェーンの導入などのニュースが多かったですが、今回のコメントを見ると将来の為に技術者を育てたいという印象を受けます。技術の導入だけでなく技術者の育成も増えるのであれば、一足先に未来都市を実現するのはオーストラリアなのかもしれません。オーストラリアではアルトコインの導入も進んでいるので、今後どの通貨が主流となるのかにも注目です。
もし旅行に行かれる際はアルトコインの準備もどうぞ