仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

Binanceがハッカーの資金を凍結しチャリティーに寄付


3月7日、仮想通貨取引所Binanceがハッキング被害にあったというニュースが話題となりましたが、後にバイナンスのCEOであるChangpeng Zhao氏はすべての不正取引は取り消されたことを発表しました。

仮想通貨取引所Binanceは、3月7日14時58分から14時59分までの約2分間でVIA/BTC市場が異常な取引活動を記録したことを発表しましたが、この発表の後にバイナンスのCEOであるChangpeng Zhao氏はすべての不正取引は取り消されたことを自身のツイッター上で発表しています。

今回バイナンスでは、実際に複数のアカウントがハッカーによるフィッシング詐欺によって乗っ取られていたとのことです。

乗っ取りに成功したハッカーは、複数のアカウントを不正利用してViaCoinを購入し、売却することでビットコインに変える事には成功したようですが、最終的には自動リスク管理システムが起動したことにより、手に入れたビットコインを引き出すことができない結果となりました。

その後には、すべての不正取引は取り消され、ユーザーの資金は一切失っていないと報告されています。
ハッカーは今回の犯行によって、自身のアカウント上の資金を凍結され、すべての資金を失うことになりました。また、その資金はBinanceチャリティーに寄付されることになったとのことです。

Changpeng Zhao氏はユーザー履歴からフィッシングURLを発見してTwitter上で報告しています。

今回フィッシング詐欺に利用されたBinanceのURLは以前から本物かどうかを正しく見極める事が難しく、その危険性が指摘されていました。

Binanceは利用者に対して、フィッシング詐欺を避けるためにセキュリティを強化するように警告しています。

現在Binanceは通常通り営業しています。
最近特に多発しているハッキングなどの事件と比べると、今回のバイナンスでの騒動は取引所への信頼が高まる結果となりました。
しかし、このような悪意のあるユーザーが後を絶えないことは事実であるため、仮想通貨ユーザーは各自でしっかりとした管理や対策が必要であることは間違いありません。