IBMは、Hyperledger Fabricをベースにしたブロックチェーン・テクノロジ・ソリューションを使用している400社以上の顧客を抱えていることを先週行われたブリーフィングで語りました。
IBMは先週行われたブリーフィングの中で、Hyperledger Fabricをベースにしたブロックチェーン・テクノロジ・ソリューションに400社以上の企業ユーザーを抱え、新興テクノロジーに関するさまざまなプロジェクトを管理していると述べています。
IBMの顧客の中には「Nestlé」「Walmart」「VISA」「HSBC」などの大手企業が含まれています。
IBM主導のコンソーシアムでは、さまざまなテーマで合計63社が協力しています。ブロックチェーンをテストしている内の、25社は世界貿易で、14社はグローバルに、15社は食品サプライチェーン管理に取り組んでいます。
IBMはブロックチェーンの可能性に関心を持つ既存の企業にこの技術を促進しています。ブロックチェーンは、透明性、セキュリティ、低コスト、追跡プロセスにおける仲介者の削減などの様々な利点を持っているため、多くの企業が興味を示しています。
ブロックチェーンネットワークのほとんどはオープンソースであり一般に公開されています。しかしIBMは、主に許可されたネットワークを運用しています。このネットワークには、公開されているものとパスワードと暗号化メカニズムの裏に隠されているものの2つのデータセットがあります。
IBMは世界最大のスーパーマーケットチェーンである「Walmart」と協力しています。この目的は、中国の消費者がスマートフォンで食品の移動を追跡できるようにすることです。
食品業界の他のパートナーには「Nestlé」「Unilever」「Kroger」などがあります。
グローバル配送においては「Maersk」「Dow Chemical」「DuPont」と協力しています。1月中旬、IBMとMaerskは貿易処理を強化しコストを削減するためにブロックチェーン・プラットフォームを開始しました。
IBMのブロックチェーン技術は金融業界にも導入されており「Societe Generale」「HSBC」「WeTrade」「Unicredit」「Santander」
「VISA」「BBVA」「CIBC」「EarthPort」「KlickEx」などの大手とも関わっています。