BINANCE(バイナンス)が米国向けに展開している仮想通貨取引所「Binance US」は、2020年5月11日に仮想通貨の「大口OTC取引サービス」の提供を開始したことを発表しました。
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12銘柄対応の「大口OTC取引サービス」を開始
米国の仮想通貨取引所「Binance US」は2020年5月11日に、10,000ドル(約107万円)以上の仮想通貨を迅速かつ効率的に取引することができる「大口OTC取引サービス」を開始したことを発表しました。
新しいOTC取引ポータルを立ち上げました!
?ブロック取引
?スリッページを制限
?素早く決済
?市場への影響を軽減
?最小取引は10,000ドル相当から
このサービスは最小取引金額が「10,000ドル(約107万円)」に設定された”大量の仮想通貨を安定した価格で取引したいユーザー向けのサービス”となっており、記事執筆時点で以下の12銘柄がサポートされています。
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム (Ethereum/ETH)
・エックスアールピー(XRP/XRP)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・テザー(Tether/USDT)
・ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)
・カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)
・バイナンスコイン(BinanceCoin/BNB)
・ジリカ(Zilliqa/ZIL)
・テゾス(Tezos/XTZ)
・チェーンリンク(ChainLink/LINK)
・バイナンスUSD(Binance USD/BUSD)
半減期後の米国市場で取引活発化なるか
通常の仮想通貨取引サービスでは少額の仮想通貨が異なる金額で大量に注文されている場合があるため、数百万円規模の仮想通貨を一度に購入・売却する際には、希望する金額とは大きくかけ離れた価格で注文が約定してしまう危険性があります。
「大口OTC取引サービス」はこのような危険を避けて、安定した価格で大量の仮想通貨を取引することができるサービスとなっており、日本国内でも「Coincheck(コインチェック)」などの仮想通貨取引所で提供されています。
このサービスを利用した場合には”市場での大幅な価格変動”を抑えつつ大量の仮想通貨を取引を行うことができるため、仮想通貨取引が多いことでも知られる米国で「大口OTC取引」が提供されることによって、市場の安定化を図りながら取引を活発化させることができると期待されます。
本日12日には長い間待ち望まれていた「ビットコインの半減期」が到来したため、今後は米国で大口取引が増加する可能性もあると考えられます。