
ビットコイン、世界的混乱の中で「世代を超えたチャンス」提示|Bitwise幹部
Bitwise幹部、ビットコインの投資機会を強調
米国の暗号資産運用会社Bitwise(ビットワイズ)のアルファ戦略責任者ジェフ・パーク氏は2025年2月17日に、自身のX(旧Twitter)の投稿で、ビットコイン(BTC)は現在の世界的なマクロ経済の混乱の中で「世代を超えた投資機会」を提供していると述べました。
パーク氏は、ドナルド・トランプ米大統領による新たな貿易関税の提案、米国の債務上限問題、脱グローバリゼーションの進行といった要因が、世界経済の不確実性を高めていると指摘しています。
World is literally on the brink of max chaos (tariff, debt ceiling, deglobalization) and max retardation (unprecedented tax cut, imminent YCC, gold run tail risk)—
— Jeff Park (@dgt10011) February 16, 2025
And BTC IV percentile is lowest all year and you dont see this generational opportunity so no we are not the same. pic.twitter.com/8iAPUDlQIK
世界は今まさに最大級のカオス(関税、債務上限、脱グローバル化)と、最大級の愚行(前例のない減税、目前に迫るYCC※1、金の取り付けリスク)に直面している。
それにもかかわらず、BTCのインプライド・ボラティリティ(IV)パーセンタイル※2 は今年最低水準。この絶好のチャンスに気づかないなんて、私たちは見ている世界が違うのだろうか。
※1:YCC(イールドカーブ・コントロール / Yield Curve Control) とは、中央銀行が長期金利を特定の水準に抑えるために国債を買い入れる政策のこと
※2:インプライド・ボラティリティ(IV / Implied Volatility)パーセンタイルとは、過去のIVデータと比較し、現在のIVがどの程度の水準にあるかを示す指標
パーク氏は、ビットコインの価格変動予測指標である「インプライド・ボラティリティ(IV)パーセンタイル」が年初来最低水準にあることに言及し、これを「世代を超えた投資機会」と評価しています。
世界経済の不透明感が増す中でのビットコインの強さ
2025年の世界経済は不安定な状況でスタートしており、トランプ大統領の関税政策や米国の債務上限問題、脱グローバリゼーションの進行などが、金融市場や地政学的安定性に大きな影響を及ぼす可能性があると指摘されています。
しかし、こうした状況の中でも、ビットコインは依然として堅調な価格推移を維持しています。2025年2月時点では90,000ドル(約1,350万円)から100,000ドル(約1,500万円)の範囲で推移しており、市場の不安定さにもかかわらず、安定した動きを見せています。
BitwiseのCEOであるハンター・ホースリー氏もXの投稿で「ビットコインの可能性を多くの人が過小評価している」との見方を示しています。
People are wildly underestimating the massive leaps Bitcoin is going to take into the mainstream this year.
— Hunter Horsley (@HHorsley) February 17, 2025
Never been more optimistic.
人々は、今年ビットコインが主流へと大きく飛躍することを大幅に過小評価している。
これまで以上に楽観的だ。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=151.84円)
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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