仮想通貨ニュース週間まとめ「ETF・XRP・カルダノ・価格予想」などの注目記事

仮想通貨ニュース週間まとめ「ETF・XRP・カルダノ・価格予想」などの注目記事(Weekly crypto news roundup covering ETF, XRP, Cardano, and price forecasts)

2025年7月20日〜26日にかけて紹介した暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。

目次

ブラックロックのイーサリアムETF、史上3番目の速さで100億ドル

7月24日、ブラックロックが運用するイーサリアムETF「iShares Ethereum Trust(ETHA)」が、ETF業界32年の歴史の中で3番目に速いペースで運用資産残高100億ドル(約1兆4,700億円)に到達したことが明らかになりました。

米ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は、ETHAの運用資産額が直近10日間で50億ドル(約7,370億円)から100億ドルへと倍増した点について、短期間で大幅な価格上昇が起きる「ゴッドキャンドル(God candle)」現象に匹敵すると述べました。

「スーパーアプリが伝統金融の脅威に」仮想通貨による決済革命

大手資産運用会社VanEck(ヴァンエック)のCEOヤン・ヴァン・エック氏は7月20日、ロビンフッドやクラーケン、X(旧Twitter)といったステーブルコインに対応する「スーパーアプリ」が、伝統的な金融機関の決済システムに影響を及ぼし始めているとの見解を示しました。

ヴァン・エック氏は米CNBCのインタビューで、ステーブルコイン決済はVisaやMastercardなど手数料が約3%かかる決済仲介業者を介さないため、コスト削減につながると指摘しました。

同氏は、ステーブルコイン決済の普及が既存の決済システムにコスト面での圧力を与えるとした上で「クラーケンやロビンフッド、Xなどを皮切りに、今後は多くのスーパーアプリが登場するだろう」と語っています。

XRPL上のトークン化資産が半年で2,260%増加

米リップル(Ripple)社が公開した最新レポートによると、XRP Ledger(XRPL)上のRWA(現実資産)トークン化総額が過去6ヶ月間で2,260%増加したことが明らかにしました。

同レポートによれば、XRPL上のRWA市場は2025年1月の500万ドル(約7.3億円)から、7月には1億1,800万ドル(約1,730億円)を超えるまでに急拡大しています。

この急増の背景には、機関投資家の関心拡大やグローバルでの提携強化があるとされており、米国債や不動産などの資産をXRPL上でトークン化する動きが加速していると報告されています。

カルダノのスマートコントラクトをビットコインに

カルダノ(Cardano/ADA)の開発企業であるInput Outputは7月23日に、ビットコイン(Bitcoin/BTC)のブロックチェーン上でスマートコントラクトを実行できるようにするための新たなツール群を開発していることを明らかにしました。

このツールはPython、TypeScript、Scalaなどのプログラミング言語で書かれたカルダノのスマートコントラクトをビットコイン上で動作できるようにするためのもので、ビットコイン自体を改変することなくスマートコントラクトをビットコイン上で動かせるようになると報告されています。

リップル共同創設者が大量のXRPを移動、売却圧力への懸念強まる

7月24日、Ripple(リップル)社の共同創設者であるクリス・ラーセン氏が、過去10日間で自身に関連するとされるウォレットから約5,700万XRP(2億ドル/約262億円相当)を移動していたことが明らかになりました。

著名な仮想通貨リサーチャーのZachXBT氏によると、7月17日以降、ラーセン氏に関連するウォレットから約5,000万XRP(約1.5億ドル/230億円相当)が4つの外部アドレスに送金され、そのうち約4,450万XRP(約1.4億ドル/205億円相当)が仮想通貨取引所に送金されたと報告されています。

また、CryptoQuantのアナリストであるJ.A.マールトゥン氏は、過去10日間で約5,700万XRPが移動したことを明らかにしており、2億ドル相当のXRPが送金されたと指摘しています。

アルトコインシーズン到来の前触れ?「本格的な強気相場」の兆候

CoinMarketCapが公開しているアルトコインシーズンインデックス(ASI)が今月大きく上昇し、中立ラインとなる50を突破したことが明らかになりました。

ここ最近では複数の仮想通貨で大幅な価格上昇が見られていますが、現在は長い間待ち望まれていた本格的なアルトコインシーズンの到来が迫っている可能性があると注目が集まっています。

2025年末、ビットコイン25万ドル・イーサリアム1万ドル?

仮想通貨取引所BitMEXの共同創設者アーサー・ヘイズ氏は7月23日、年末までにビットコイン(BTC)は25万ドル(約3,650万円)、イーサリアム(ETH)は1万ドル(約146万円)に達する可能性があるとの見解を示しました。

ヘイズ氏は自身のブログで「仮想通貨市場が本格的な強気相場に突入しつつある」と述べ、ビットコインとイーサリアムの価格上昇を予測する背景について説明しています。

同氏は特にイーサリアムについては上昇余地が大きいと捉えており「次のETH強気相場は市場に新たなインパクトを与える可能性がある」との見解を示しました。

サムネイル画像:AIによる生成画像

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BITTIMES 編集長のアバター BITTIMES 編集長 仮想通貨ライター

2016年から仮想通貨に関するニュース記事の執筆を開始し、現在に至るまで様々なWeb3関連の記事を執筆。
これまでにビットコイン、イーサリアム、DeFi、NFTなど、数百本以上の記事を執筆し、国内外の仮想通貨ニュースの動向を追い続けている。

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