CARDANO:スマートコントラクトが複数の言語に対応「IELE」テストネット公開
Charles Hoskinson(チャールズ・ホスキンソン)氏が率いるIOHKのチームは7月30日、CARDANO(カルダノ)ブロックチェーンのスマートコントラクトにおける2度目のアップデートとなるテストネット「IELE(イエラ)」を公開しました。これにより分散型アプリケーション(DApps)の開発などを行うエンジニアは複数の言語を使って作業できるようになります。
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カルダノエイダコイン(ADA)やCardanoプラットフォームの研究開発を行なっているIOHKは、7月30日にCardanoのスマートコントラクト用テストネットであるIELA(イエラ)を公開しました。これによりカルダノの技術を扱う技術者は、様々な検証作業をIELE上で行うことができるようになりました。
カルダノプロジェトのメンバーであるEMURGO(エマーゴ)もTwitter上で次のように発表しています。
#Cardano のスマートコントラクト用テストネットであるIELE(イエラ)が無事ローンチしました。本件は、カルダノロードマップにとどまらない業界全体における大きな一歩です。ぜひ、IELEのサイトをご確認ください!@InputOutputHK @CardanoStiftung#iohk #EMURGO $ADA https://t.co/qXISrWrTt1
— EMURGO Japan/仮想通貨ADA/カルダノ (@Emurgo_Japan) 2018年7月31日
IELE(イエラ)は、Cardanoブロックチェーンでスマートコントラクトを実行するための新しい仮想マシンです。従来のスマートコントラクトでは検証作業やデバッグが困難であることが指摘されていましたが、IELEを使うことでこれらの問題点を解決することができます。
公式サイトでは、IELEでスマートコントラクトを作成すると、より安全にかつ正確な検証が可能になるだけでなく、使いやすくて読みやすい言語構造となっているため、全体的なパフォーマンスを向上することができると説明されています。また、ガスコストを正確に計算して導き出すことができるだけでなく、ガスコストを削減できることなども期待されています。
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IELEには『K Framework』という技術も導入されているため、一般的なプログラミング言語を使用してスマートコントラクトを実装することもできます。もちろんイーサリアムで利用されてきた言語である『Solidity(ソリディティ)』で書かれているものを実行することもできるため、すでにイーサリアム上で動作しているプログラムをIELEに新しく移行することもできます。IELEで使用できる言語としては次のようなものが挙げられます。
- C言語
- Java
- JavaScript
- Solidity
- Plutus
IELEを使用する技術者は、開発するにあたって発生したトラブルを改善するためにIOHK開発者にそれらのデータを送信し、その他のニュアンスをテストすることもできます。
Cardano(ADA)の生みの親として知られているチャールズ・ホスキンソン氏は先週、Prometheus(プロメテウス)、Plutus(プルタス)、サイドチェーンなどの新機能の公開を近日中に予定していることを明らかにしています。
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今回の発表に続いて、今後もさらに新しい発表が続くことが期待されます。これらのテストが完了し、カルダノプラットフォームがより実用的になれば、分散型アプリケーション(DApps)の開発などもさらに加速し、カルダノエイダコインも含めてプロジェクト全体が大きく成長することになるでしょう。ADAの価格は発表後も大きな変化は見られておらず、1ADAあたり15円前後で取引されています。
カルダノエイダコイン(ADA)などの仮想通貨はBINANCE(バイナンス)などで購入することができます。