この記事の要点
- 著名トレーダーのウィン氏「ミームコインは死んだ」と主張
- 主要銘柄に資金集中、低品質トークンは淘汰進む
まずはミームコインを詳しく
ウィン氏「ミーム時代は終焉」
著名トレーダーのジェームズ・ウィン氏は2026年5月25日、自身のX(旧Twitter)に「ミームコインは死んだと確信している。二度と本当の意味で戻ってくることはない」と投稿し、ミーム市場の構造変化について持論を展開しました。
同氏は、ミームコイン市場そのものは今後も存在し続けるとしながらも、2017年から2024年にかけて成立していた「一生に一度の投機環境」はすでに崩れていると説明しており、供給過多による銘柄乱立で時価総額が大幅に希薄化していると述べています。
数千ドル規模の資金を短期間で100万ドル(約1.6億円)へ膨らませる取引についても「今では宝くじに当たるようなものだ。ほぼ不可能だ」と言及しており、初期参加者が享受した非対称リターンの機会はすでに失われたとの認識を示しました。
そのうえで同氏は「ミームセクターは別の何かに進化する必要がある。ただそれが何になるかは分からない」と締めくくっており、市場では次の投機テーマを探る動きが続いています。
I’m pretty sure meme coins are dead, i’m pretty confident they’ll never really come back.
They’ll be there, but the market caps will be severely diluted due to saturation of the what was once a niche of a lifetime if you lived through it from 2017-2024.
Now they’ll all supply…
— James Wynn 🔱 (@JamesWynnReal) May 25, 2026
ミームコインは、もう以前のような盛り上がりには戻らないと思っている。
完全になくなることはないだろうけど、2017年から2024年にかけて存在していた、“あの時代ならではの特別な市場”は、もう終わったんじゃないかと感じる。(中略)数千ドルを数百万ドルに変えるような話も、今ではほとんど宝くじレベル。以前のように、誰でも大きなリターンを狙える市場ではなくなった。(後略)
新たな投資家のエントリーポイントに
ミーム市場は「宝くじ化」に
PEPE巨額利益から1億ドル清算
ウィン氏は2023年、ミームコイン「ペペコイン(PEPE)」の急騰局面で巨額利益を上げたことで注目を集め、その後はデリバティブ取引所Hyperliquid(ハイパーリキッド)で高レバレッジ取引を繰り返しながら、市場で存在感を強めていきました。
同氏は、約400万ドル(約6.4億円)規模の元手を一時1億ドル(約160円)規模まで拡大させた過去の取引について、当時の履歴がオンチェーン上に残されていることにも触れながら、X上で振り返っています。
一方で2025年5月29日には、ビットコイン(BTC)の40倍ロングポジションが強制清算され、オンチェーン分析企業Arkham Intelligence(アーカム・インテリジェンス)は同氏が「1億ドル規模で清算された」と報告しています。
今回のミームコイン市場批判は、こうした巨額清算を経験した直後の発言でもあり、市場では自身の取引経験が背景にあるとの受け止めが広がっています。
銘柄乱立で二極化進むミーム市場
ウィン氏が指摘した「市場飽和」は、実際に進んだ銘柄数の急増と市場規模拡大とも重なっています。
ミームコイン市場は2024年に急成長を遂げた一方、新規発行トークンの大半は短期間で価値を失い、ドージコイン(DOGE)など一部の主要銘柄へ資金が集中する傾向が強まりました。
ウィン氏も「供給統制は必要だが、結果として上位層の利益機会となっている」と述べており、資金が一部銘柄へ偏る現在の市場構造に疑問を呈しました。
同氏はこうした構造変化を踏まえ、数千ドル規模の資金から100万ドル規模の利益を得る取引はもはや「ほぼ不可能だ」とし、初期参加者が享受した非対称リターンの機会が失われたとの見方を示しています。
「進化が必要」ウィン氏が示す次の形態
一方でウィン氏自身は、ミームコイン市場そのものが消滅するとは述べておらず、「セクターは別の何かに進化する必要がある。ただそれが何になるかは分からない」と語っています。
市場では今回の発言について、ミームコインの完全終焉ではなく、投機資金の流れが次の形態へ移り始めているとの見方も広がっています。
実際、市場ではブルーチップ銘柄(時価総額や知名度が高い主要銘柄)への資金集中が進む一方で、かつてのような高リターン取引は減少しており、ウィン氏の発言もこうした変化を反映したものとして受け止められています。
再浮上が示唆する市場心理の変化
資金集中進む市場、次のテーマを模索へ
こうした市場環境の変化を受け、ミームコイン市場では資金が一部の主要銘柄へ集中する一方、短期間で乱立した低品質トークンの淘汰も進んでいます。
2026年初頭にはソーシャルメディア上での言及増加を背景にミームコイン再燃の兆しも報じられましたが、実際には銘柄ごとのパフォーマンス格差が広がっており、市場全体が一斉上昇する局面は減少しています。
ウィン氏自身も「何になるかは分からない」と述べており、市場ではミームコインに代わる次の投機テーマを模索する動きが続いています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=158.97 円)
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Source:ジェームズ・ウィン氏X投稿
サムネイル:AIによる生成画像



























