この記事の要点
- Stripe傘下のPrivy、リップル提携でXRPL進出を発表
- XRP・RLUSD決済やAI自動決済の開発基盤が拡充
まずはXRPレジャー(XRPL)を詳しく
Privy×リップル提携、XRPL向け基盤を展開
ウォレットインフラ企業Privy(プリヴィ)は2026年10月13日、米Ripple(リップル)と提携し、XRPレジャー(XRPL)上に自社のプログラマブルウォレット基盤を展開すると発表しました。
プリヴィは2025年6月に決済大手Stripe(ストライプ)に買収された企業で、同社のウォレット基盤は7,500万超のアカウントと1,000以上の開発チームに採用されています。
この基盤のXRPL対応により、開発者はウォレットの作成・管理や取引署名を行い、仮想通貨エックスアールピー(XRP)やリップル発行のステーブルコインRLUSDなどを使った決済アプリケーションを構築できるようになります。
さらにプリヴィは、AIエージェントが自律的に決済を行う「エージェンティック・コマース」への対応も掲げており、XRPレジャー上での自動決済サービスの構築を視野に入れています。
公式統計の検証基盤にXRPL実証
XRPL向けウォレット5機能とAI決済
ウォレット管理から取引署名まで一気通貫
プリヴィはXRPレジャー向けに、ウォレットのプログラマティックな操作や取引署名などを含む5つの機能を用意しており、開発者によるウォレット管理からエンドユーザーの資産管理までを対象としています。
エンドユーザー向けには秘密鍵やシードフレーズのエクスポート機能も用意され、アプリ内で作成したウォレットをユーザー自身で管理できるといいます。
残る機能として、同社はHTTP決済プロトコル「x402」を使ったエージェント決済も掲げており、ウォレットの利用対象をソフトウェア間の取引にも広げています。
x402プロトコルでAI自動決済を実現へ
x402はCoinbase(コインベース)が2025年5月に発表した決済プロトコルで、HTTP通信に支払いを組み込み、AIエージェントなどがAPIやサービスの利用に応じて自動決済を行う仕組みとなっています。
プリヴィはこの技術とサーバーサイドウォレットを組み合わせ、AIエージェントがデジタル資産を保有し、ソフトウェア間で支払いを実行する利用形態を想定しています。
RippleXのシニア・バイスプレジデントであるマルクス・インファンガー氏は、XRPLの高速決済・低コストという特性を挙げており、プリヴィのウォレット基盤と組み合わせることで、フィンテック企業や開発者がXRPLを実際の製品に取り入れやすくなるとの見方を示しています。
AIエージェントの取引権限を管理する機能も
プリヴィは今後、XRPレジャー向けに取引権限を制御するポリシーコントロールと、取引手数料を代理負担するガス・スポンサーシップの追加も予定しています。
ポリシーコントロールは、AIエージェントが実行できる取引に制限を設けるもので、同社は既存の開発基盤でも送金額の上限や送金先の制限などを設定する機能を提供しています。
こうした取引権限の管理に加え、ガス・スポンサーシップではアプリケーション側が取引手数料を負担し、ユーザーが手数料を直接支払わずに取引できる方式を採用する方針です。
XRP不正生成のバグ修正完了
両社の買収・提携戦略とXRPレジャーの展開
プリヴィの親会社であるStripeは、2025年2月にステーブルコインインフラ企業Bridgeの買収を完了し、同年6月にはプリヴィも傘下に収めるなど、ステーブルコイン決済とウォレット関連技術の両面で事業基盤を拡大してきました。
提携先のリップルもステーブルコイン事業を進めており、2026年3月にはブラジルでVASPライセンスの申請方針と機関向け統合サービスを発表し、同年6月にはSBI VCトレードを通じてRLUSDの国内取扱いが開始されています。
Stripeが決済・ウォレット技術を取り込み、リップルがRLUSDの事業展開を進めるなか、今回のプリヴィとの連携によって、XRPレジャー上でAIエージェントを含む新たな決済サービスの開発が広がる見通しです。
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Source:Privy公式ブログ
サムネイル:AIによる生成画像




























