Ripple社CEO「ブラジル中央銀行総裁」と非公開会議
Ripple(リップル)社のCEOであるBrad Garlinghouse(ブラッド・ガーリングハウス)氏が、ブラジル中央銀行のRoberto Campos Neto(ロベルト・カンポス・ネト)総裁と"非公開会議"を行ったことが明らかになりました。
「制度的問題・金融機関案件」などについて話し合い
ブラジル中央銀行の公式サイトに公開されている情報によると、同銀行のRoberto Campos Neto(ロベルト・カンポス・ネト)総裁は2020年5月30日にRipple(リップル)社のCEOであるBrad Garlinghouse(ブラッド・ガーリングハウス)氏や、Ripple社に関連する代表者3名と"非公開会議"を行ったと報告されています。
この非公開会議は新型コロナウイルスの影響を考慮した上で"ビデオ会議"で実施されており、「制度的問題・金融機関案件」などについて話し合いが行われたと報じられていますが、具体的な内容については明らかにされていません。
Ripple社は以前からブラジルで事業を拡大していく姿勢をみせており、昨年6月には「ラテンアメリカでの事業拡大を目指してブラジルに新しいオフィスを立ち上げたこと」が発表されていた他、昨年12月にはロイターの報道で「Ripple社が2020年初頭からブラジルで複数の金融機関と提携を結ぶ予定であること」なども報告されていました。
ブラジルではすでに
・Santander Brasil(サンタンデール・ブラジル)
・Banco Bradesco(ブランデスコ銀行)
・Banco Rendimento(レンディメント銀行)
などの銀行が、Ripple社が展開する国際送金ネットワーク「RippleNet(リップルネット)」に参加していますが、最近ではより低コストかつ手軽にRippleNetを通じた国際送金サービスを利用することができる「RippleNet Cloud」なども発表されているため、今後はブラジルでRippleNetに参加する金融機関がさらに増加する可能性もあると考えられます。
(参照:ブラジル中央銀行)
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