暗号資産取引所を運営している「BITPoint(ビットポイント)」と「TAOTAO(タオタオ)」は2021年5月11日に、日本国内で暗号資産デリバティブ取引サービスを提供する際に必要となる『第一種金融商品取引業』の登録を完了したことを発表しました。これにより、両社は暗号資産の現物取引とレバレッジ取引の両方を提供することが可能となりました。
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「現物取引・レバレッジ取引」両方の提供が可能に
「BITPoint(ビットポイント)」と「TAOTAO(タオタオ)」は2021年5月11日に、日本国内で暗号資産デリバティブ取引サービスを提供する際に必要となる『第一種金融商品取引業』の登録を完了したことを発表しました。
日本では2020年5月1日に「改正金融商品取引法」が施行されたため、日本国内で暗号資産の証拠金取引サービスを提供している企業には「第一種金融商品取引業者」としての登録を完了することが求められていました。
法改正前から暗号資産デリバティブ取引を提供していた暗号資産交換業者は「みなし金融商品取引業者」として業務を継続できることとなっており、法改正後6か月以内に金融商品取引業の登録申請を行えば、原則として1年6ヶ月間業務を継続できることになっていましたが、ビットポイントとタオタオは今回『正式に第一種金融商品取引業の登録を完了したこと』を報告しています。
2020年5月1日以降に「第一種金融商品取引業者の登録を完了していない取引所」で新規口座開設を行なったユーザーは「暗号資産デリバティブ取引」を利用することができませんでしたが、今回2社の登録が完了したことによって「BITPoint」と「TAOTAO」の利用者は現物取引・レバレッジ取引の両方を利用することができるようになります。
TAOTAOは今回の発表の中で「今後新たに口座開設を行う方は現物取引・レバレッジ取引の両方を利用することができ、2020年5月1日以降に口座開設したユーザーは2021年5月12日の定期メンテナンス後にレバレッジ取引を利用できるようになる」と説明しています。
なお「GMOコイン・DMMビットコイン・楽天ウォレット」の3社は2020年5月1日時点で『第一種金融商品取引業の登録を完了したこと』を発表しています。